経営理念とは?
経営理念とは、企業が何のために存在し、何を大切にして事業を行うのかという根本的な考え方・価値観を明文化したもの。企業活動のあらゆる意思決定の拠り所となり、従業員の行動指針や採用・育成の基準、対外的な企業イメージの形成にも影響を与える。経営戦略や事業計画は、この経営理念を実現するための具体的な手段として位置づけられる。
ITパスポートの過去問では5回出題されています(2009年度〜2019年度)。
けいえいりねん
経営理念の意味
企業が何のために存在し、何を大切にして事業を行うのかという根本的な考え方・価値観を明文化したもの。企業活動のあらゆる意思決定の拠り所となり、従業員の行動指針や採用・育成の基準、対外的な企業イメージの形成にも影響を与える。経営戦略や事業計画は、この経営理念を実現するための具体的な手段として位置づけられる。
経営理念の具体例
「地域社会の生活を豊かにする」という経営理念を掲げる小売企業が、出店計画や商品開発の方針を決める際に、この理念に沿うかどうかを判断基準の一つとしている。
経営理念は試験でどう引っ掛けられる?
経営理念は普遍的・長期的な価値観であり、達成すべき数値目標や具体的な行動計画である経営戦略・経営計画とは抽象度のレベルが異なる点に注意する。
経営理念と関連する用語
経営理念が出た過去問
A社では企業理念に基づいてビジネス戦略を策定し実行するための手順を考えた。重要成功要因の抽出、ビジネス環境の分析、ビジネス戦略の立案、ビジョンの設定を図のように…
正解:重要成功要因の抽出
要点:ビジョン→環境分析→戦略立案→重要成功要因→実行計画
経営理念から実行計画に至る流れは、まずありたい姿であるビジョンを設定し、次に外部・内部の環境を分析して、その結果を踏まえて戦略を立案する。そして立案した戦略を達成するうえで鍵となる要因(重要成功要因)を抽出し、それを具体的な実行計画へ落とし込む。したがって実行計画策定の直前にあたる④は、重要成功要因の抽出となる。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問12(IPA)経営理念を説明したものはどれか。
正解:企業が活動する際に指針となる基本的な考え方であり、企業の存在意義や価値観などを示したもの
要点:経営理念は企業の存在意義と価値観を示す最上位の考え方
経営理念は、企業が何のために存在し、どのような価値観で活動するのかを示した基本的な考え方であり、経営戦略や行動指針の土台となる。経営資源(人・物・金・情報)、経営計画、企業文化(社風)はいずれも別の概念で、経営理念はそれらの上位にある拠りどころにあたる。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問22(IPA)企業の経営に対する信念や価値観を社員や顧客、社会に対して示すものとして最も適切なものはどれか。
正解:経営理念
要点:経営理念は企業の存在意義と価値観を示すもの
経営理念は、企業が何のために存在し、どのような価値観で事業を営むのかを明文化したものである。社員の行動の拠りどころとなり、顧客や社会に対して企業の姿勢を示す役割をもつ。具体的な目標や達成手段を示す計画・戦略とは階層が異なり、それらの上位に位置づけられる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問16(IPA)経営理念に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:企業の使命や存在意義を表したものである。
要点:経営理念は企業の使命・存在意義を示す最上位の考え方
経営理念は、その企業が何のために存在し、どのような価値観で事業を行うのかを示した最上位の考え方である。経営方針や経営計画は経営理念を受けて具体化されるものであり、順序が逆になることはない。企業活動の土台となるため頻繁に変えるものではなく、社是・社訓などの形で明文化されることが多い。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問11(IPA)企業の経営理念を策定する意義として、最も適切なものはどれか。
正解:企業の存在理由や価値観を明確にすることができる。
要点:経営理念は企業の存在理由と価値観を示す
経営理念は、その企業が何のために存在し、どのような価値観で事業を行うのかを明文化したものである。戦略や計画の土台となる考え方を示すものであり、具体的な行動計画や到達目標そのものではない。
出典:令和1年度 秋期 ITパスポート試験 問12(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。