秘密の質問(本人確認の補助)とは?
秘密の質問(本人確認の補助)とは、「出身小学校の名前は」のような、本人しか知らない想定の質問と答えを事前に登録しておき、パスワード忘れの再設定などで本人確認に使う仕組み。安全性は低く、あくまで補助的な手段にとどまる点が問われる。単独で使わない運用が望ましい。
ITパスポートの過去問では3回出題されています(2021年度〜2026年度)。
ひみつのしつもん
秘密の質問(本人確認の補助)の意味
「出身小学校の名前は」のような、本人しか知らない想定の質問と答えを事前に登録しておき、パスワード忘れの再設定などで本人確認に使う仕組み。安全性は低く、あくまで補助的な手段にとどまる点が問われる。単独で使わない運用が望ましい。
秘密の質問(本人確認の補助)の具体例
社員がパスワードを忘れた際、ヘルプデスクが登録済みの質問と答えで確認してから仮パスワードを発行していた。しかし答えを推測されやすい社員が多かったため、上長の承認と社員証の提示を組み合わせる運用へ改めた。
秘密の質問(本人確認の補助)は試験でどう引っ掛けられる?
答えは本人しか知らないと思われがちだが、SNSの投稿や社内の雑談から容易に推測できる。パスワードと同じ「知識」による認証なので、これを足しても要素は増えず多要素認証にはならない。
秘密の質問(本人確認の補助)と関連する用語
秘密の質問(本人確認の補助)が出た過去問
情報システムにおける二段階認証の例として、適切なものはどれか。
正解:利用者IDとパスワードを入力して認証を行った後、秘密の質問への答えを入力することによってログインできる。
要点:二段階認証は本人確認を2回に分けて行う方式
二段階認証は、本人確認の手続きを2回に分けて行う方式である。利用者IDとパスワードで認証した後、さらに秘密の質問への回答を求める例がこれに当たる。なお、異なる種類の要素(知識・所持・生体)を組み合わせる場合は二要素認証と呼ばれ、区別されることがある。
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問60(IPA)A社では,従業員の利用者IDとパスワードを用いて社内システムの利用者認証を行っている。セキュリティを強化するために,このシステムに新たな認証機能を一つ追加するこ…
正解:a, c
要点:二要素認証は知識・所持・生体の異なる種類を組み合わせる
二要素認証は、知識・所持・生体という異なる種類の要素を2つ組み合わせるものです。既存のIDとパスワードは知識要素なので、ICカード(所持)と顔認証(生体)を加えれば二要素になります。秘密の質問は同じ知識要素なので、追加しても二要素にはなりません。
出典:令和4年度 秋期 ITパスポート試験 問82(IPA)インターネットバンキングなどのWebサイトで利用されているリスクベース認証の例として、適切なものはどれか。
正解:利用者がいつもログインに使っているPCとは異なるPCからのログインであったので、本人しか知らない秘密の質問による追加の認証を行った。
要点:リスクベース認証は普段と違う状況のときだけ認証を追加する
リスクベース認証は、普段と異なる端末・場所・時間帯といった状況の変化を検知したときにだけ追加の認証を求める仕組みである。いつもの環境なら通常のIDとパスワードで通し、怪しい状況では秘密の質問やワンタイムパスワードを追加することで、安全性と利便性を両立させる。判断の材料が「利用状況のリスク」である点が特徴である。
出典:令和8年度 秋期 ITパスポート試験 問71(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。