情報資産管理とは?じょうほうしさんかんり
情報資産管理は、会社が持つ守るべき情報と、それを扱う機器やサービスをすべて洗い出し、台帳にして重要度・保管場所・管理責任者を決めておく活動である。何をどれだけ持っているかが分からなければ守る優先順位も付けられないため、リスクアセスメント(危険を洗い出し、その大きさを評価すること)の前提になる。
最終更新:2026-10-10
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守るための予算も人も限られているので、すべてを同じ強さで守ることはできない。持ち物を並べて重要度を付けて初めて、どこに費用をかけ、どこは受け入れるかを決められる。加えて、クラウドサービスや私物の端末のように、情報システム部門が把握しないまま業務で使われる資産が増えており、台帳を作る過程でその存在に気づくこと自体に価値がある。
具体例
総務が「顧客名簿の入ったExcelファイル」「契約書の紙のファイル」「持ち出し用のノートPC」「部署で勝手に契約した無料のオンラインストレージ」を棚卸しし、社外秘・部外秘といった区分と管理責任者を書いた台帳を作る。IPAの中小企業の情報セキュリティ対策ガイドラインには、この台帳のひな形が付いている。
試験での引っ掛け
情報セキュリティポリシに関する出題では、すべての情報資産に同じ費用の対策を実施すべきだ、という選択肢が誤りとして出る。重要度に応じて差をつけるのが情報資産管理の目的である。もう一つ、情報資産は電子データだけを指すのではなく、紙の書類、ノートPCやUSBメモリといった機器、さらに担当者の知識や会社の評判まで含む点が見落とされやすい。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問53(IPA)解説で登場
情報システムの施設や設備を維持・保全するファシリティマネジメントの施策として,適切なものはどれか。
正解:自家発電装置の適切な発電可能時間を維持するために,燃料の補充計画を見直す。
要点:ファシリティマネジメントは建物・電源など設備の維持保全
ファシリティマネジメントは、建物・電源設備・空調・入退室設備といった施設や設備を、安全かつ効率的に維持・保全する活動である。自家発電装置が想定どおりの時間だけ稼働できるよう燃料の補充計画を見直すことは、設備の維持管理そのものであり、この領域に該当する。ソフトウェア資産の管理や端末の設定、通信の防御は、情報資産管理やセキュリティ対策の領域になる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。