増分バックアップとは?ぞうぶんばっくあっぷ
増分バックアップとは、前回のバックアップ(全体を丸ごと取るフルバックアップでも、前回の増分バックアップでも)から後に変わったデータだけを保存するバックアップの方法です。毎回保存する量が少ないので、短い時間で取れて、保存する場所も少なくて済みます。その代わり、元に戻す(復元する)ときは、フルバックアップに加えて、それ以降の増分バックアップを全部、古い順に戻す必要があります。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
データが増えるにつれ、毎回すべてを丸ごと保存すると時間がかかり、業務が終わってから翌朝までの間に終わらなくなります。そこで、変わった部分だけを保存する方法が考えられました。保存を軽くするほど、復元の手順が長くなるという交換条件があります。
具体例
毎週日曜日の業務終了後にフルバックアップを取り、月曜日から土曜日は毎日、業務終了後に増分バックアップを取るとします。水曜日の業務中に故障したら、日曜日のフルバックアップを戻し、続けて月曜日と火曜日の増分バックアップを順に戻すと、火曜日の業務終了時点の状態に戻せます。
試験での引っ掛け
差分バックアップと取り違えないようにします。差分バックアップは「直前のフルバックアップから後に変わった分すべて」を毎回保存するので、復元はフルバックアップと最新の差分の2つで済みます。増分は保存が速い代わりに復元が手間、差分は保存が重くなっていく代わりに復元が速い、という向きで覚えます。
関連用語
出た過去問
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問91(IPA)
〔テクノロジ〕Sさんは、画像ファイルを復旧した後に、現PCに保管している画像ファイルを月に1回USBメモリにバックアップするために、8Gバイトの容量のある空のU…
正解:14
要点:増分バックアップは前回からの追加分だけを保存する
最初に保存するのは復旧した1,200ファイル(2,000の6割)で、2Mバイト×1,200=2,400Mバイトを占める。以後は毎月増えた200ファイル分だけを追加保存するので、1回当たり400Mバイトずつ増える。残り容量は8,000-2,400=5,600Mバイトなので、5,600÷400=14回分、すなわち14か月後の分まで保存できる。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問92(IPA)
毎週日曜日の業務終了後にフルバックアップファイルを取得し、月曜日〜土曜日の業務終了後には増分バックアップファイルを取得しているシステムがある。水曜日の業務中に故…
正解:日曜日のフルバックアップファイル、月曜日と火曜日の増分バックアップファイル
要点:増分方式の復元はフル+以降の全増分を順に適用する
増分バックアップは前回のバックアップ以降に変更された分だけを保存するため、復元にはフルバックアップと、それ以降に取得したすべての増分が順に必要となる。ここでは日曜日のフルバックアップを戻したうえで、月曜日の増分、火曜日の増分の順に適用することで火曜日の業務終了時点の状態が再現できる。どれか一つでも欠けると復元できない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。