人的セキュリティとは?
人的セキュリティとは、人に起因するリスクを、雇用前・雇用期間中・雇用の終了または変更という三つの段階で管理する考え方。採用時の経歴確認と誓約書、在職中の教育と規程順守、異動や退職時の権限剥奪と資産の返却までを一貫して定めることが求められる。
ITパスポートの過去問では3回出題されています(2015年度〜2026年度)。
じんてきせきゅりてぃ
人的セキュリティの意味
人に起因するリスクを、雇用前・雇用期間中・雇用の終了または変更という三つの段階で管理する考え方。採用時の経歴確認と誓約書、在職中の教育と規程順守、異動や退職時の権限剥奪と資産の返却までを一貫して定めることが求められる。
人的セキュリティの具体例
中途採用者には入社日に秘密保持の誓約書を取り、貸与するPCとIDを台帳に記録した。異動時には旧部門の共有フォルダの権限を外し、退職日には社員証、ノートPC、社用スマートフォンを回収してアカウントを即日停止する手順にした。
人的セキュリティは試験でどう引っ掛けられる?
退職時の対応だけを指すと誤解されやすいが、雇用前の確認と在職中の管理も含む枠組みである。また対象は正社員に限らず、派遣社員や委託先の常駐者など、組織の情報を扱うすべての人が対象になる。
人的セキュリティと関連する用語
人的セキュリティが出た過去問
情報セキュリティの対策を,技術的セキュリティ対策,人的セキュリティ対策及び物理的セキュリティ対策の三つに分類するとき,物理的セキュリティ対策に該当するものはどれ…
正解:ノートPCを保管するときに施錠管理する。
要点:施錠や入退室管理は物理的対策、教育や契約は人的対策
物理的セキュリティ対策は、施錠や入退室管理、耐火設備など、物や場所を物理的に守る手段を指す。ノートPCの施錠保管はこれにあたる。契約や教育は人的対策、ディジタル署名やパスワード運用の仕組みは技術的対策に分類される。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問51(IPA)情報セキュリティ対策を、“技術的セキュリティ対策”、“人的セキュリティ対策”及び“物理的セキュリティ対策”に分類したとき、“物理的セキュリティ対策”の例として、…
正解:サーバ室、執務室などの場所ごとにセキュリティレベルを設定し、従業員ごとのアクセス権が付与されたICカードで入退室管理を行う。
要点:入退室管理など施設を守る対策が物理的セキュリティ対策
物理的セキュリティ対策は、施設や設備、機器そのものを守るための対策です。場所ごとにセキュリティレベルを定め、ICカードで入退室を管理する仕組みは、権限のない者を物理的に立ち入らせないための対策であり、これに該当します。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問88(IPA)情報セキュリティ対策を、“技術的セキュリティ対策”、“人的セキュリティ対策”及び“物理的セキュリティ対策”に分類したとき、“物理的セキュリティ対策”の例として、…
正解:被災によるシステム障害が発生してもサービスを継続できるように、遠隔地にバックアップシステムを用意する。
要点:設備や場所で守るのが物理的対策、教育は人的対策
物理的セキュリティ対策は、設備や場所、機器といった物理的な要素によって情報資産を守る対策である。遠隔地にバックアップシステムを設けることは、災害で拠点が使えなくなっても業務を継続できるようにする設備面の備えであり、物理的対策に分類される。教育や規則は人的対策、ソフトウェアによる防御は技術的対策である。
出典:令和8年度 秋期 ITパスポート試験 問94(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。