ルートディレクトリとは?るーとでぃれくとり
ルートディレクトリとは、ファイルシステムの階層構造で最上位にあり、それ以上さかのぼれないディレクトリ。すべてのファイルとディレクトリはここを起点にたどれる。UNIX系OSでは装置をまたいで全体で1つの「/」、Windowsではドライブごとの「C:\」がこれにあたり、絶対パスはこの位置から書き始める。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
記憶装置の容量が小さかった時代は、ファイルを1か所に並べておけば足りた。容量が増えてファイルが数千・数万になると、名前の重複と目的のファイルの探しにくさが問題になる。そこで入れ物の中に入れ物を作れる階層構造が採られたが、階層をたどるには「どこから数え始めるか」の起点が要る。その起点を1つに固定したものがルートディレクトリで、これがあるから絶対パスは誰が書いても同じ場所を指す。
具体例
macOSやLinuxのターミナルで「cd /」と入力した先がルートディレクトリで、その下にusrやhomeといったディレクトリが並ぶ。Windowsのエクスプローラで「C:\」を開いた状態も同じ位置にあたり、Cドライブ全体の出発点になる。
試験での引っ掛け
カレントディレクトリと取り違えないこと。カレントは作業中の現在位置で移動すれば変わるが、ルートディレクトリは固定で変わらない。UNIX系のルートは装置ごとではなく全体で1つであり、ドライブごとに存在するWindowsとは考え方が違う。管理者アカウントのrootとも別物。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問18(IPA)
A,Bという名の複数のディレクトリが,図に示す構造で管理されている。“¥B¥A¥B”がカレントディレクトリになるのは,カレントディレクトリをどのように移動した場…
正解:¥A → ..¥B → .¥A¥B
要点:「..」は1階層上、先頭の「¥」はルートからの絶対指定
起点の「¥A」でルート直下のAへ移動します。次の「..¥B」は1つ上、つまりルートへ戻ってからBへ入るので、カレントは¥Bです。最後の「.¥A¥B」は現在位置からの相対指定なので¥B¥A¥Bとなり、目的のディレクトリに一致します。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問17(IPA)
ファイルシステムの絶対パス名を説明したものはどれか。
正解:ルートディレクトリから対象ファイルに至るパス名
要点:絶対パスはルートから、相対パスはカレントからの道筋
パス名にはルートディレクトリを起点とする絶対パスと、カレントディレクトリを起点とする相対パスがある。絶対パス名は階層構造の最上位であるルートディレクトリから目的のファイルまでの道筋をすべて書き下したもので、どのディレクトリで実行しても同じファイルを指す点が特徴である。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問18(IPA)
ファイルシステムの絶対パス名を説明したものはどれか。
正解:ルートディレクトリから対象ファイルに至るパス名
要点:絶対パスはルートを起点、相対パスは現在位置を起点
絶対パス名は、階層の最上位であるルートディレクトリを起点として対象までの経路をすべて書き表したものである。現在位置がどこであっても同じ表記で対象を特定できる。これに対し、現在いるディレクトリを起点とする表記が相対パス名である。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 3. ファイルシステム > (1) ディレクトリ管理とファイル管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。