ライトバック方式とは?らいとばっくほうしき
ライトバック方式とは、書込みをまずキャッシュだけに行い、そのブロックがキャッシュから追い出されるときにまとめて主記憶へ書き戻す方式。主記憶への書込み回数が減るので高速だが、キャッシュと主記憶の内容が一時的に食い違う。FEでは長所と短所の対比が問われる。
最終更新:2026-10-09
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同じブロックを100回更新しても主記憶への書込みは追出し時の1回で済む。更新済みかどうかはブロックごとのダーティビットで管理し、更新されていないブロックは書き戻さずに捨てられる。
試験での引っ掛け
高速な代わりに、電源断や、DMA(CPUを通さずに装置と主記憶の間でデータを送る仕組み)・他CPUからの参照時に、主記憶が古いままという不整合が起きうる。書込みのたびに主記憶へも書くライトスルー方式と比べて、「どちらが速いか」だけでなく「どちらが整合性を保ちやすいか」を逆に覚えないこと。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問9(IPA)
キャッシュの書込み方式には,ライトスルー方式とライトバック方式がある。ライトバック方式を使用する目的として,適切なものはどれか。
正解:プロセッサから主記憶への書込み頻度を減らす。
要点:ライトバックは主記憶への書込み回数を減らすのが狙い
ライトスルーは書き込みのたびにキャッシュと主記憶の両方を更新するため、主記憶へのアクセスが頻繁に発生します。ライトバックは書き込みをいったんキャッシュだけに留め、そのブロックが追い出されるときにまとめて主記憶へ書き戻します。結果として主記憶への書込み回数が減り、性能が上がるのが採用の狙いです。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問11(IPA)解説で登場
キャッシュメモリに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:データ書込み命令を実行したときに、キャッシュメモリと主記憶の両方を書き換える方式と、キャッシュメモリだけを書き換えておき、主記憶の書換えはキャッシュメモリから当該データが追い出されるときに行う方式とがある。
要点:キャッシュの書込みにはライトスルーとライトバックの2方式がある
キャッシュへの書込みには、キャッシュと主記憶を同時に更新するライトスルー方式と、キャッシュだけを更新しておいて追い出し時に主記憶へ書き戻すライトバック方式の2種類がある。前者は主記憶との整合が常に取れ、後者は主記憶へのアクセス回数が減って高速という違いがある。キャッシュミス時のデータ転送はハードウェアが自動で行い、プログラムや割込みは介在しない。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 2. メモリ > (3) メモリシステムの構成と記憶階層に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。