マトリックス組織とは?まとりっくすそしき
マトリックス組織とは、製品別・地域別・プロジェクト別といった軸と、開発・製造・営業などの機能別の軸を組み合わせ、一人の従業員が二つ以上の指揮命令系統に同時に属する組織形態。専門の要員を必要な案件へ融通できるため経営資源を柔軟に使える半面、上司が複数いることで指示が食い違い、責任の所在が曖昧になりやすい。
最終更新:2026-10-09
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機能別に人を集めた組織は専門性が育つ代わりに、部門をまたぐ案件では調整に時間がかかる。逆に事業ごとに人を丸ごと分ける事業部制は判断が速いが、同じ職種の要員を事業の数だけ抱えることになり無駄が出る。この二つの利点を同時に取ろうとして、人を機能部門に置いたまま案件へも所属させる形が考えられた。折衷ゆえに命令系統の重なりを抱え込む。
具体例
アクセンチュアのようなコンサルティング会社では、社員が金融や製造といった業種別のチームと、クラウドやデータ分析といった技術領域別のチームの双方に属し、案件ごとに組み合わされて動く。案件側の責任者からは納期と成果物の指示を、技術領域側の責任者からは品質基準や育成方針の指示を受ける。
試験での引っ掛け
一人の従業員が複数の上司を持つ点が最大の特徴で、指揮命令系統が一本にまとまる事業部制や職能別組織との違いがそこにある。命令一元化の原則に反する形なので、権限の配分をあらかじめ決めておかないと現場が板挟みになる。専任の要員を集めて目的達成後に解散するプロジェクト組織とも、常設かどうかで区別する。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問76(IPA)
マトリックス組織を説明したものはどれか。
正解:構成員が,自己の専門とする職能部門と特定の事業を遂行する部門の両方に所属する組織である。
要点:マトリックス組織は職能と事業の二重所属で二人の上司をもつ
マトリックス組織は、構成員が職能部門と事業やプロジェクトの部門の両方に同時に所属する形態である。専門性の蓄積と事業ごとの機動力を両立できる一方、上司が複数存在するため指揮命令が競合しやすいという課題がある。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 1. 経営・組織論 > (3) 経営組織に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。