コンプライアンスとは?こんぷらいあんす
コンプライアンスとは、企業が法令だけでなく、社内規程や企業倫理、社会からの要請までを守って活動すること。違法行為をしないことにとどまらず、合法であっても社会的に非難される行為を避けるところまでを含む。守るための仕組みとして、行動規範の明文化、通報窓口の設置、従業員教育、内部統制の整備が置かれる。
最終更新:2026-10-09
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法令に触れなければ何をしてもよいという考え方で事業を進めた結果、批判を浴びて取引や採用に響く例が相次いだ。法律は問題が起きてから追いつくもので、社会が問題視するほうが常に先に来る。株主や取引先から見れば、法令違反も社会的な批判も同じく企業価値を損なう出来事であり、そこを線引きせずに管理する枠組みが求められた。内部統制報告制度やコーポレートガバナンス・コードは、その要請を制度の形にしたものである。
具体例
消費者庁が所管する景品表示法では、実際より著しく優良に見せる表示が禁じられている。広告を出す前に法務部門が表示の根拠資料を確認する社内手続を設ける、公益通報者保護法に沿って社外の弁護士が受ける通報窓口を置く、といった仕組みを用意することが、この考え方の実践にあたる。
試験での引っ掛け
「法令を守ること」だけと読むと誤り。社内規程・企業倫理・社会規範まで含み、合法でも社会に受け入れられない行為は違反として扱われる。またコーポレートガバナンスとの区別も問われ、経営を監視し規律づける枠組みがガバナンス、その枠組みの中で守るべき対象と行動がコンプライアンスにあたる。
関連用語
出た過去問
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問75(IPA)解説で登場
企業が社会的責任を果たすために実施すべき施策のうち、環境対策の観点から実施するものはどれか。
正解:グリーン購入に向けて社内体制を整備する。
要点:グリーン購入は環境負荷の小さい製品を優先して調達する
グリーン購入とは、製品やサービスを調達する際に、環境への負荷が少ないものを優先して選ぶ取組みである。調達を通じて環境配慮型の製品の普及を後押しできるため、環境対策としての社会的責任の果たし方に当たる。情報開示は透明性、ボランティア支援は社会貢献、倫理ヘルプラインはコンプライアンスの観点であり、いずれも環境対策ではない。
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 2. 内部統制 > (1) 内部統制に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。