RFPとは?あーるえふぴー
RFP(Request For Proposal:提案依頼書)は、システムを外部に発注するとき、発注する側がベンダー(システムを作る企業)に、作ってほしいシステムの内容・提案してほしい事項・納期や予算などの調達条件を示して、提案書の提出を求める文書である。複数のベンダーに同じRFPを渡すことで、各社の提案を同じ条件で比べられる。調達はRFI(情報提供依頼書)で情報を集めた後にRFPを出し、届いた提案書を評価して発注先を選び、契約を結ぶ順に進む。公正に選ぶため、提案をどう評価するかの基準は、提案を受け取る前に決めておく。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
口頭で「こんなシステムがほしい」と伝えるだけでは、ベンダーごとに受け取り方が違い、提案の中身も見積りの前提もそろわない。比べられない提案から発注先を選ぶと、後から「頼んだものと違う」という食い違いが起きる。要求を文書にして全社に同じ条件を示すために使われる。
具体例
自治体がシステムを発注するプロポーザル方式(提案を比べて発注先を決める方式)では、提案依頼書と評価基準を公開し、応募した各社の提案書を採点して委託先を決める。どの社も同じ提案依頼書を見て提案書を書くので、採点の土台がそろう。
試験での引っ掛け
RFI・RFP・RFQの取り違えが定番。情報を集めるのがRFI、提案書を求めるのがRFP、見積りを求めるのがRFQ(見積依頼書)。また、RFPはベンダーが書く「提案書」ではなく、発注する側が書く依頼の文書。評価基準を提案が届いてから決めるのは、公正さを欠く手順として誤りになる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問66(IPA)
RFIに回答した各ベンダに対してRFPを提示した。今後のベンダ選定に当たって,公正に手続を進めるためにあらかじめ実施しておくことはどれか。
正解:提案の評価基準や要求事項の適合度への重み付けをするルールを設けるなど,選定の手順を確立しておく。
要点:ベンダ選定は評価基準と手順を事前に確立して公正に行う
複数ベンダから提案を受けて選定する際は、恣意的な判断を排するため、評価基準や要求事項ごとの重み付け、採点方法といった手順をあらかじめ確立して全ベンダへ同じ条件を適用する必要がある。特定のベンダを有利に扱ったり、選定前に契約準備を依頼したりすることは公正さを損なう。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問66(IPA)
図に示す手順で情報システムを調達するとき,bに入れるものはどれか。 a:発注元はベンダにシステム化の目的や業務内容などを示し,情報提供を依頼する。 b:発注元は…
正解:RFP
要点:調達はRFI→RFP→供給者選定→契約の順に進む
調達は、情報提供依頼(RFI)で市場や技術の情報を集め、次に提案依頼書(RFP)で調達対象や条件を示して提案書の提出を求め、提案内容を評価して供給者を選定し、契約を締結する順に進む。bは調達条件を示して提案書を求める段階なのでRFPである。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。