ICMPとは?あいしーえむぴー
ICMPとは、IPの通信で起きた異常や制御情報を通知するためのプロトコル。宛先到達不可、時間超過、エコー要求・応答などのメッセージがある。データを運ぶのではなくIPの補助を担うため、ネットワーク層に属すると扱われる。到達性確認や経路調査の道具として実務で最もよく使う。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
IP は宛先へ届けることだけを役目にした単純な仕組みで、届かなかった理由を送り手に知らせる手段を持たない。宛先が無い、途中で時間切れになったといった異常を返す仕組みが無いと、通信の失敗を調べようがない。そのため IP の補助として、異常や確認の結果を知らせる別のプロトコルが定められた。
具体例
pingはエコー要求と応答で相手の到達性と往復遅延を測る。tracerouteはTTL(パケットが通れるルータの数の上限。1台通るごとに1減り、0になると捨てられる)を1から増やしながら送り、途中のルータが返す時間超過メッセージから経路上の機器を順に割り出す。経路MTU探索(途中の経路で一度に送れるパケットの最大の大きさ=MTUを調べる仕組み)も、「分割禁止」の印を付けて送り、大きすぎて返ってくる到達不可メッセージを手がかりに行う。
試験での引っ掛け
「pingが通らない=相手がダウン」ではない。ファイアウォールがICMPを遮断していることが多いためである。逆に、ICMPを一律に遮断すると経路MTU探索が働かず、大きなパケットだけ届かない厄介な障害を招く。
関連用語
出た過去問
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。