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FLOPSとは?ふろっぷす

FLOPS(Floating-point Operations Per Second)は、コンピュータが1秒間に浮動小数点数の演算を何回できるかで処理性能を表す単位である。浮動小数点数は、1.23×10の5乗のように、数字の並び(仮数)と桁の位置(指数)に分けて小数を表すコンピュータの数の形で、科学技術計算やAIの学習で大量に使われる。数が大きいので、G(ギガ:10の9乗)、T(テラ:10の12乗)、P(ペタ:10の15乗)を付けて GFLOPS・TFLOPS・PFLOPS と書く。理論上の最大値は「クロック周波数(1秒間に刻む拍の数)×1クロックで行える浮動小数点演算の回数×コア数」で求められ、例えば 2GHz で1クロックに4回、8コアなら 2×10の9乗×4×8=64GFLOPS になる。似た単位のMIPS(Million Instructions Per Second)は、1秒間に実行できる命令の数を100万単位で表す。

最終更新:2026-10-10

試験情報

基本情報技術者試験の頻出用語/テクノロジ系

別名:GFLOPS、TFLOPS、PFLOPS

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背景

CPUの速さを「1秒に何命令」で比べても、命令ごとに重さが違ううえ、整数の計算と小数の計算では手間が大きく違う。天気予報のシミュレーションのように小数の計算がほとんどを占める用途では、知りたいのは小数の演算をどれだけこなせるかである。そこで浮動小数点演算の回数に絞って性能を数える単位としてFLOPSが使われ、スーパーコンピュータの性能比較の標準になった。

具体例

理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピュータ「富岳」は、性能を競う世界ランキング TOP500 で、2020年6月から2021年11月まで4期続けて1位になった。順位を決める計算(LINPACK)の値は、2020年11月の更新以降で約442PFLOPS、つまり1秒間に約44京2,000兆回の浮動小数点演算である。一方、ゲームやAIで使うGPU(画像処理用の演算装置)も、浮動小数点演算を並列にこなすため、製品の性能をTFLOPSで示すことが多い。

試験での引っ掛け

FLOPSは浮動小数点演算の回数で、命令の数ではない。「1秒間に実行できる命令の数」はMIPSである。またFLOPSの「S」は「1秒あたり(per Second)」で、複数形のSではない。接頭語の大小(G<T<P、それぞれ1,000倍ずつ)を取り違えて換算を誤らないようにする。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:テクノロジ系
  • FLOPSは浮動小数点演算の回数で、命令の数ではない。