送信ドメイン認証とは?そうしんどめいんにんしょう
送信ドメイン認証とは、受信側のメールサーバが、届いたメールの送信元ドメイン(@より後ろの部分)が詐称されていないかを、そのドメインがDNS(ドメイン名とIPアドレスなどの情報を引く仕組み)に公開している情報を使って確かめる技術の総称。代表がSPF(Sender Policy Framework)・DKIM(DomainKeys Identified Mail)・DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance)の3つで、SPFは「送ってきたメールサーバのIPアドレス」を、DKIMは「メールに付けたディジタル署名」を照合し、DMARCは両者の結果を受けて、認証に失敗したメールをどう扱ってほしいかを送信元ドメインの持ち主が受信側に要請する(最終的な扱いは受信側が決める)。迷惑メールやフィッシングメールのなりすまし対策として使われる。
最終更新:2026-10-10
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メールを送る約束ごとであるSMTPには、送信者が名乗るアドレスが本物かを確かめる仕組みがもともと無い。そのため、銀行や通販サイトのドメインを名乗った偽メールを誰でも送れてしまい、フィッシング詐欺の入り口になった。そこで、ドメインの持ち主が「うちのメールはこのサーバから送る」「この鍵で署名する」とDNSで公開し、受信側がそれと照らし合わせて本物かを判断する仕組みが作られた。
具体例
Googleは2024年2月から、Gmailの個人アカウント宛てに1日5,000通以上のメールを送る送信者に対して、SPF・DKIM・DMARCをすべて設定するよう求めている。これを受けて、会員にメールマガジンを送るネット通販や航空会社などが一斉に設定を進めた。受信したGmailのメールで「メッセージのソースを表示」を開くと、SPF・DKIM・DMARCそれぞれの判定結果(PASSなど)を確かめられる。
試験での引っ掛け
確かめられるのは「そのドメインの正規のサーバや鍵から送られたか」であり、送った個人が本人か、内容が安全かまでは保証しない。攻撃者が自分で取った似たドメイン(例:本物のドメインの1文字違い)から送れば認証には通ってしまう。メールの中身を暗号化する仕組みでもない(暗号化はS/MIMEなど)。また、OP25B(ネット接続事業者が自社網からの外向きの25番ポートの通信を止める)やSMTP-AUTH(メール送信時に利用者を認証する)は送信側で迷惑メールの送信を抑える対策で、受信側でドメインの正しさを確かめる送信ドメイン認証とは役割が違う。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。