絶対誤差とは?ぜったいごさ
絶対誤差とは、近似値(計算や測定で得た値)と真の値との差の大きさ。式では「絶対誤差=|近似値-真の値|」で、もとの値と同じ単位を持つ。ずれが何単位あるかを表すだけで、もとの値の大きさに比べて大きいか小さいかは表さない。
最終更新:2026-10-10
基本情報を最短で暗記・合格する →背景
コンピュータは数を決まった桁数(ビット数)でしか持てないので、小数を扱うと多くの場合ぴったりの値にならない。測定器にも目盛りの限界がある。結果がどれだけ外れているかを数で言えないと、その値を使ってよいか判断できない。そこで「どれだけずれたか」をそのまま差で表したのが絶対誤差である。
具体例
円周率を 3.14 で計算すると、真の値 3.14159… との差は約 0.0016 で、これが絶対誤差になる。Python で 0.1 + 0.2 を計算すると 0.30000000000000004 と表示される。0.1 や 0.2 を 2 進数で正確に表せないためで、本来の 0.3 との絶対誤差は 0.0000000000000001(10の-16乗)にも満たないごく小さな値になる。
試験での引っ掛け
絶対誤差が同じでも、精度の良し悪しは同じではない。長さ 10cm の部品で 1mm ずれるのと、富士山の高さ 3,776m で 1mm ずれるのとでは重みがまるで違い、比べるには相対誤差を使う。また、固定小数点数(小数点の位置を固定した表し方)では表せる値の刻みが一定なので、絶対誤差の上限が一定になる。浮動小数点数(数字の並びと小数点の位置を分けて持ち、値の大きさに合わせて小数点の位置を動かす表し方)でほぼ一定に保たれるのは相対誤差のほうで、向きを逆に覚えないこと。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。