発注点方式とは?はっちゅうてんほうしき
発注点方式とは、在庫が決めておいた量(発注点)まで減った時点で、あらかじめ決めた一定量を発注する在庫管理の方式。発注する量は毎回同じで、発注する時期が需要によって変わる。発注点は「1日あたりの平均使用量 × 調達期間(発注してから品物が届くまでの日数)+ 安全在庫」で求め、1回の発注量には経済的発注量(発注の費用と保管の費用の合計が最小になる量)を使うことが多い。
最終更新:2026-10-10
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品物の種類が何千もある倉庫で、毎回すべての品について必要量を計算して発注していては手間がかかりすぎる。単価が安く使う量が安定している品なら、「残りがこれだけになったら、いつもの量を頼む」と決めておけば、残量を見るだけで発注でき、届くまでの間に品切れすることも防げる。この考えを最も単純にしたのが、2つの箱を用意して一方が空になったら発注するダブルビン方式である。
具体例
アスクルで事務用品を買っている会社のコピー用紙を例にすると、1日に平均4箱使い、注文から届くまで2日、品切れに備える安全在庫を4箱とすれば、発注点は 4×2+4=12箱になる。在庫が12箱まで減ったら、決めてある20箱を注文する。使う量が多い週は発注の間隔が短くなり、少ない週は長くなるが、1回の注文量は20箱で変わらない。(数字は説明のための仮の値)
試験での引っ掛け
「量が一定・時期が不定」が発注点方式(定量発注方式)、「時期が一定・量が毎回変わる」が定期発注方式で、この向きの取り違えが最も多い。発注点の計算で安全在庫を足し忘れたり、調達期間ではなく発注間隔を掛けたりする誤りも定番。向いているのは、単価が安く需要が安定した品(ABC分析で B・C に分類される品)で、高価で需要の変動が大きい品は定期発注方式で細かく管理する。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問78(IPA)
図は,定量発注方式の在庫モデルを表している。発注aの直後に使用量の予測が変わって,納品aの直前の時点における在庫量予測が安全在庫量Sから①で示されるXになるとき…
正解:X-Sだけの発注を取り消す。
要点:納品直前の在庫が増えた分だけ発注量を減らす
納品直後の在庫量は最大在庫量を超えてはならず、当初は納品直前の在庫がSであることを前提に発注量Eが決められている。納品直前の在庫予測がSより多いXになったのだから、その増えた分だけ受け入れられる量が減る。したがってX-Sだけ発注を取り消せば、納品直後の在庫がちょうど最大在庫量に収まる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。