株式公開(IPO)とは?かぶしきこうかい
株式公開(IPO)とは、創業者や一部の関係者だけが持っていた未上場企業の株式を証券取引所に上場し、誰でも市場で売買できるようにすることです。IPOはInitial Public Offering(新規株式公開)の略。市場から多額の資金を集められ知名度も上がる一方、決算の開示や内部統制報告といった上場企業としての義務が課されます。
最終更新:2026-10-09
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事業を大きくするには資金が要りますが、借入は返済期限と利息が付き、限られた出資者だけを頼ると集められる額に上限があります。株式を広く売れる場に出せば、返済義務のない資金を多くの人から集められます。ただし見ず知らずの投資家が判断できるだけの情報を、正確に、定期的に出す義務を負うのが条件です。資金調達の自由と、それを支える情報開示の負担が引き換えになっている点が要点です。
具体例
メルカリは2018年に東京証券取引所へ新規上場し、調達した資金を人材の採用や事業の拡大に充てました。上場後は四半期ごとの決算開示や有価証券報告書の提出が義務となり、業績も経営体制も継続して外部から確認できる状態に置かれます。
試験での引っ掛け
似た言葉との取り違えが定番です。株主でない専門家に経営を任せるのは所有と経営の分離、企業どうしが互いの株を持ち合うのは株式持合い、自社株と相手企業の株を交換して買収するのは株式交換であり、いずれも株式公開ではありません。特に名前の近い株式公開買付け(TOB)は、市場を通さずに株式を買い集める行為で、株式を市場に出す株式公開とは向きが逆です。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 1. 経営・組織論 > (1) 企業活動に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。