インシデント管理とは?
インシデント管理とは、サービスの中断や品質低下(インシデント)が発生した際、できるだけ早くサービスを正常な状態に復旧させることを目的とするプロセス。根本原因の追究よりも復旧を優先する。
基本情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2017年度)。
いんしでんとかんり
インシデント管理の意味
サービスの中断や品質低下(インシデント)が発生した際、できるだけ早くサービスを正常な状態に復旧させることを目的とするプロセス。根本原因の追究よりも復旧を優先する。
インシデント管理の具体例
システム障害発生時、まず暫定対処(再起動など)でサービスを復旧させ、詳しい原因調査は別途行う。
インシデント管理は試験でどう引っ掛けられる?
「復旧優先」のインシデント管理と「根本原因の追究」を目的とする問題管理の違いが頻出。両者の記録(インシデント記録と問題記録)は関連付けて管理されるが、目的の異なる別々のプロセスである点も問われる。
インシデント管理と関連する用語
インシデント管理が出た過去問
ITサービスマネジメントにおけるインシデントの記録と問題の記録の関係についての記述のうち,適切なものはどれか。
正解:問題の記録には,問題の記録の発端となったインシデントの相互参照情報を含める。
要点:問題の記録は発端のインシデントへ相互参照を残す
インシデント管理はサービスの早期復旧を、問題管理は根本原因の究明と再発防止を担う。両者は別のプロセスだが記録は結び付けられ、問題の記録には発端となったインシデントへの相互参照を残す。これにより、同種のインシデントの再発を根本対応の成果として追跡できるようになる。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問56(IPA)ITサービスマネジメントの活動のうち,インシデント及びサービス要求管理として行うものはどれか。
正解:利用者からの障害報告を受けて,既知の誤りに該当するかどうかを照合する。
要点:インシデント管理は既知の誤りと照合し早期復旧を図る
インシデント及びサービス要求管理は、利用者から報告された障害や依頼を受け付け、サービスをできるだけ早く復旧させることを目的とします。報告内容を既知の誤り(既知のエラー)と照合し、記録済みの回避策があればすぐ適用するのは、この活動の典型です。原因の根本追究は問題管理、しきい値監視は容量管理、変更の影響調査は変更管理の役割です。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問57(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。