APIとは?えーぴーあい
APIとは、あるソフトウェアの機能を外から呼び出すために公開された手続きの仕様。関数名・引数・戻り値だけでなく、呼出し順序やエラーの返し方まで含み、実装の中身を知らなくても仕様どおり呼べば使える。実装を差し替えても仕様が変わらなければ呼出し側は影響を受けないため、移植性と分業の境界線として使われる。
最終更新:2026-10-06
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ハードウェアに直接触る記述を各所へ散らすと、MCUを替えるたびに全体を書き直すことになる。呼び方を仕様として固定し、その裏の実装だけを差し替えられるようにすれば、機種展開のたびに書き換える範囲を下層へ閉じ込められる。APIは技術的な便宜であると同時に、どこまでを自社で作りどこからを部品として買うかという分担の線でもある。
具体例
ルネサスエレクトロニクスやSTマイクロエレクトロニクスが提供するHAL(ハードウェア抽象化層)は、GPIOやタイマの操作を関数として公開し、同じ系列内なら型番が変わってもアプリ側の記述を変えずに済ませる。車載のAUTOSARでは、RTEを介したインタフェースがソフトウェア部品どうしの接続仕様になっている。
試験での引っ掛け
人が操作する画面のUIと、ソフトウェア同士をつなぐAPIは対象が違う。またAPI(仕様)とライブラリ(実装)、ABI(バイナリ互換の約束)は別物で、APIが同じでもコンパイラや構造体の詰め方が違えばABIは合わない。組込みではこの差がリンク後や実行時に初めて表面化するので、混同すると追い込みに時間を取られる。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問24(IPA)解説で登場
ドキュメンテーションジェネレーターの説明として、適切なものはどれか。
正解:ソースコード中にある、フォーマットに従って記述したコメント文などから、プログラムのドキュメントを生成するソフトウェアである。
要点:ソースのコメントから文書を自動生成するのが文書生成ツール
ドキュメンテーションジェネレーターは、ソースコード中に決められた書式で記述したコメント(Javadocのタグ形式など)や、関数・クラスの宣言そのものを解析して、APIリファレンスなどの文書を自動生成するツールである。コードと文書が同じ場所にあるため、実装を修正すれば文書も追随させやすく、記述の食い違いを抑えられる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。