カプセル化とは?かぷせるか
カプセル化とは、ネットワークにおけるカプセル化は、上位層から受け取ったデータ(ペイロード)に、その層のヘッダと、必要ならトレーラを付けて下位層へ渡す処理を指す。受信側は下位層から順にヘッダを外して上位層へ渡していく(非カプセル化)。層ごとに独立した情報を付け外しすることで、階層構造が成り立っている。
最終更新:2026-10-06
エンベデッドSPを最短で暗記・合格する →背景
各層は自分の仕事に必要な情報(宛先、順序、誤り検出)だけを持ちたいが、下位層に自分の都合を知らせるわけにはいかない。そこで上位層のデータは中身を見ない一塊として扱い、自分の情報は前後へ付けて渡す、という取り決めにした。おかげで上の層を変えずに下の媒体だけを差し替えられる。組込みではこの構造がそのままバッファ設計に効いてきて、送信時にヘッダを前へ足せるよう、ペイロードの前へあらかじめ余白を確保しておく作りが定石になる。
具体例
HTTPメッセージにTCPヘッダが付いてセグメントになり、IPヘッダが付いてパケットになり、MACヘッダとFCSが付いてイーサネットフレームになる。lwIPのようなスタックでは、この付け足しのたびにバッファを複写せずに済むよう、先頭に確保しておいた余白へヘッダを書き込む実装が採られる。
試験での引っ掛け
同じ「カプセル化」でも、オブジェクト指向で言うカプセル化はデータと手続きをひとつのクラスへまとめて内部を外から隠す設計原則を指し、ヘッダを付ける通信の処理とは別物(es では情報隠蔽のページで扱う)。設問がネットワークの話か設計原則の話かで判断する。ネットワークの中でも、各層がヘッダを付ける通常のカプセル化と、IPパケットを別のIPパケットで包むトンネリングは階層が違う点にも注意。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。