3層スキーマとは?さんそうスキーマ
3層スキーマとは、データベースの記述を外部スキーマ・概念スキーマ・内部スキーマの3階層に分け、利用者から見た見え方・対象世界の論理構造・記憶装置上の実装を別々に書き分ける考え方。層の間に対応づけを挟むことで、下の層を変えても上の層を書き換えずに済ませられる。
最終更新:2026-10-06
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記憶装置の都合とアプリケーションの都合を一つの記述に混ぜると、索引を1本足すためにプログラムの改修が要る、という事態になる。層を分けて変更の影響をその層で止める——内部の実装を変えても論理構造に響かせない物理データ独立性と、論理構造を変えても利用者の見え方に響かせない論理データ独立性——を得ることが、3つに分けた目的そのものである。ANSI/X3/SPARCが1970年代に示した枠組みが元になっている。
具体例
表領域を別のディスクへ移したり索引を追加したりしても、表定義もビュー定義も書き換えなくてよいのが物理データ独立性。表に列を1つ足しても、既存のビューを通して見ているアプリケーションが影響を受けないのが論理データ独立性にあたる。
試験での引っ掛け
概念スキーマは対象世界全体の論理的なデータ構造であって、利用者ごとの部分的な見え方は外部スキーマの側に属する。ビュー定義がどちらに入るかを問われたら外部スキーマである。概念スキーマは特定のDBMS製品に依存しない記述であり、製品固有の事情が入るのは内部スキーマだという対応も併せて押さえておく。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問1(IPA)
データベースの3層スキーマアーキテクチャに関する記述として、適切なものはどれか。
正解:概念スキーマは、内部スキーマと外部スキーマの間に位置し、エンティティやデータ項目相互の関係に関する情報をもつ。
要点:概念スキーマは外部と内部の間にある論理構造の記述
3層スキーマでは、利用者やプログラムから見た見え方を外部スキーマ、データベース全体の論理構造を概念スキーマ、記憶装置上の物理的な格納方法を内部スキーマとして分離する。概念スキーマは外部と内部の中間に位置し、実体や項目間の関係といった論理構造を規定する。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 1. データベース方式に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。