監査証拠の証明力とは?かんさしょうこのしょうめいりょく
監査証拠の証明力とは、その証拠をどこまで信じてよいかの強さ。監査人が自ら入手した記録は提供された記録より、外部由来は内部由来より、原本は写しより、機械が自動生成した記録は人が作った記録より強いとされる。データベースでは、その記録を誰がどの権限で書き換えられる場所にあるかが強さを決める。
最終更新:2026-10-06
データベースSPを最短で暗記・合格する →背景
アプリケーションが自分で書く履歴表は、そのアプリと同じ権限でUPDATEもDELETEもできる。つまり不正を行った本人が痕跡を消せる位置にあり、証拠としては弱い。DBMS側の監査機能やトランザクションログは、アプリのロールでは触れない場所へ落ちるため強い。証明力の序列は、突き詰めれば「誰が書き換えられるか」の序列である。
具体例
「毎回上長が承認している」という担当者の説明より、承認テーブルの更新履歴のほうが強く、その履歴表よりPostgreSQLのpgauditやOracleのUnified Auditingが別領域へ出力した監査ログのほうが強い。MySQLのbinlogのように更新を時系列で保持する仕組みも、同じ位置にある。
試験での引っ掛け
件数と強さを取り違えない。弱い証拠は数を増やしても強い証拠1件の代わりにはならない。テーブルに持つ最終更新日時・更新者の列は、UPDATE時にアプリが自分で書いている限り自己申告であり、監査証跡とは別物。ログの出力先がDBAの権限だけで消せる場所なら、その独立性も疑われる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。