データリネージとは?データリネージ
データリネージとは、あるデータがどこで発生し、どの処理を経て現在の値になったかという来歴を記録し、追跡できるようにする仕組み。上流へさかのぼる原因調査と、下流への影響範囲の調査という両方向に使う。データガバナンスの一部として、カタログや品質管理と組み合わせて運用される。
最終更新:2026-10-06
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抽出・変換・格納が多段に連なると、レポートの数字が合わないときにどの工程で狂ったのかを人間が追えなくなる。逆に、ある表の定義を変えたときに何が壊れるかも読めず、変更が怖くて手が付けられない状態になる。加えて個人情報の削除要求や監査では、そのデータがどこへ複製されたかを示せることが要求される。
具体例
売上レポートの数値が前月と食い違ったとき、集計ジョブ・中間テーブル・受注表とさかのぼって原因の変換処理を特定する。Apache Atlasのようなメタデータ管理ツールが、この経路を自動で収集する。
試験での引っ掛け
データカタログとは役割が違う。カタログは「どこに何があるか」の目録、リネージは「どこから来てどう加工されたか」の経路である。どちらもメタデータ管理に含まれるが、この表を変えると何が壊れるかという影響調査に使えるのはリネージのほう。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問18(IPA)
データウェアハウスのメタデータに関する記述のうち、データリネージはどれか。
正解:データがどこから発生し、どのような変換及び加工を経て、現在の形になったかを示す情報であり、データの生成源の特定又は障害時の影響調査に利用できる。
要点:データリネージはデータの発生源と加工経路の記録
データリネージは、データの来歴・系譜を表すメタデータである。どの発生源から取り込まれ、どの処理でどう変換・加工されて現在の形になったかという経路を記録する。これがあると、値の妥当性を追跡できるほか、上流で障害や誤りが起きたときに影響が及ぶ下流のデータを特定できる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。