逆ポーランド記法(後置記法)と式の評価とは?ぎゃくぽーらんどきほうとしきのひょうか
逆ポーランド記法(後置記法)と式の評価とは、演算子を2つの被演算子の後ろへ置く記法で、括弧も優先順位の規則もなしに計算の順序を一意に表せる。評価はスタック1本で足り、値が来たら積み、演算子が来たら上から2つ取り出して結果を積み直すだけで終わる。この単純さから、コンパイラの式の評価やスタック型仮想機械の命令列に使われる。
最終更新:2026-10-06
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人が使う中置記法は、優先順位と結合規則と括弧を知っていて初めて順序が定まり、機械に読ませるには構文解析器が要る。後置記法は記号の並びそのものが計算の順序を表すので、解析の段階を挟まず左から一度なめるだけで実行できる。コンパイラが中置の式をいったん構文木へ直し、たどりながら命令列を吐くのは、この形へ変換しているからで、シラバスでも基礎理論の形式言語の項目に置かれている。
具体例
中置の「8−(2+3)×2」は後置で「8 2 3 + 2 × −」となる。スタックへ8、2、3を積み、「+」で5、続けて2を積んで「×」で10、最後の「−」で8−10=−2が残る。同じ式を二分木で書けば、後行順(左・右・根)でたどった並びが後置記法、行きがけ順(根・左・右)が前置記法(ポーランド記法)に一致する。
試験での引っ掛け
減算と除算では取り出す順序が結果を変える。「6 2 −」は 6−2 であって 2−6 ではないので、スタックから先に出てきた値を右辺、後から出てきた値を左辺に置く必要がある。加算と乗算は順序を取り違えても答えが合ってしまうため、練習では気づかず本番の減算・除算で落とす、という流れが典型になる。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問3(IPA)
逆ポーランド表記法(後置記法)で表現されている式ABCD-×+において、A=16、B=8、C=4、D=2のときの演算結果はどれか。逆ポーランド表記法による式AB…
正解:32
要点:後置記法は演算子の直前2項に適用して順に評価する
後置記法は、オペランドが並んだ直後の演算子をその直前2項に適用して評価する。ABCD-×+では、まずC-D=4-2=2、次にB×2=8×2=16、最後にA+16=16+16=32となる。よって演算結果は32である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。