フェールオーバとは?フェールオーバ
フェールオーバとは、現用系(主系)の異常を検知して、待機系へ処理を自動的に引き継がせる動作。誰がどの経路で「落ちた」と判定するか、引き継いだ時点でどこまでのデータが保証されるかで方式が分かれ、目標復旧時間(RTO)と目標復旧時点(RPO)の設計値がそのまま方式の選択理由になる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
系を二重に持っていても切替えを人手で行っていた時代は、深夜の障害では担当者の呼出しから判断・手順実行までで復旧に数時間かかり、二重化の投資が時間短縮に結び付かなかった。自動化すればその時間は消えるが、代わりに「本当に落ちているのか」の判定を機械に委ねることになる。フェールオーバの設計は、切替えの速さと誤判定による二重稼働の危険との折り合いをつける作業である。
具体例
Amazon RDSのマルチAZ配置は、別のアベイラビリティゾーンに同期レプリカを置き、障害検知後に接続先のDNS名を待機側へ向け替える。切替えは通常1〜2分で完了し、同期複製のため書込み済みデータは失われない。
試験での引っ掛け
復旧した現用系へ処理を戻すフェールバックとの取り違え、および故障時に安全側で停止するフェールセーフ、機能を縮退させて動かし続けるフェールソフトとの混同が定番。もう一つは、通信経路の断だけを見て切り替えると両系が現用として動くスプリットブレーンが起きる点で、複数経路の生存確認が要る。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問15(IPA)
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。