VDI(仮想デスクトップ基盤)とは?
VDI(仮想デスクトップ基盤)とは、利用者のデスクトップ環境をサーバ側の仮想マシンで動かし、手元の端末には画面転送だけを行う方式。データが端末に残らないため、持ち出し・紛失による情報漏えいのリスクを構造的に下げられる。
応用情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2018年度〜2022年度)。
ぶいでぃーあい
VDI(仮想デスクトップ基盤)の意味
利用者のデスクトップ環境をサーバ側の仮想マシンで動かし、手元の端末には画面転送だけを行う方式。データが端末に残らないため、持ち出し・紛失による情報漏えいのリスクを構造的に下げられる。
VDI(仮想デスクトップ基盤)の具体例
テレワークで私物端末を使わせる場合、VDIなら業務データは常にデータセンター内に留まる。退職者の環境は仮想マシンを削除するだけで消去でき、資産管理とパッチ適用も中央で完結する。
VDI(仮想デスクトップ基盤)は試験でどう引っ掛けられる?
端末費用は下がってもサーバ・ストレージ・ライセンス費用が増えるため、総コストが必ず下がるとは限らない。またネットワーク断や回線遅延がそのまま業務停止に直結する点も見落としやすい。
VDI(仮想デスクトップ基盤)と関連する用語
VDI(仮想デスクトップ基盤)が出た過去問
テレワークで活用しているVDIに関する記述として、適切なものはどれか。
正解:PC環境を仮想化してサーバ上に置くことで、社外から端末の種類を選ばず自分のデスクトップPC環境として利用できるシステム
要点:VDIはデスクトップ環境をサーバに集約し画面転送で使う
VDI(仮想デスクトップ基盤)は、利用者のデスクトップ環境をサーバ上の仮想マシンとして集約し、手元の端末には画面を転送して操作する仕組みである。データが端末に残らないため情報漏えいのリスクを抑えられ、社外からでも普段と同じ環境を利用できる。テレワークの基盤としてよく採用される。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問61(IPA)内部ネットワークのPCからインターネット上のWebサイトを参照するときにDMZ上に用意したVDI(Virtual Desktop Infrastructure)…
正解:Webサイトからの受信データを処理してVDIサーバで生成したデスクトップ画面の画像データだけをPCに送信する。
要点:VDIは画面情報だけを転送しマルウェアを端末に届けない
VDIでは、Webブラウザの実行そのものをDMZ上のサーバ側で行い、PCへは描画結果である画面イメージだけを転送する。ダウンロードされたファイルや実行されたコードはサーバ側にとどまるため、未知のマルウェアであってもPC本体には届かない。これがWeb分離(インターネット分離)による感染防止の効果である。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問41(IPA)内部ネットワークのPCからインターネット上のWebサイトを参照するときに、DMZに設置したVDI(Virtual Desktop Infrastructure)…
正解:Webサイトからの受信データは、受信処理ののち生成したデスクトップ画面の画像データだけをPCに送信する。
要点:VDIは画面の画像だけを転送し、危険な実行環境をPCから分離する
VDIでは、Webブラウザの実行そのものをDMZ上の仮想デスクトップ内で完結させ、PCへは描画されたデスクトップ画面の画像だけを転送します。ファイルやプログラムの実体はPC側に一切届かないため、未知のマルウェアであっても検知の成否に関係なく感染を防げます。パターン検知に頼らない「分離」による対策である点が要点です。
出典:令和1年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問41(IPA)内部ネットワークのPCからインターネット上のWebサイトを参照するときに、DMZに設置したVDI(Virtual Desktop Infrastructure)…
正解:Webサイトからの受信データを受信処理した後、生成したデスクトップ画面の画像データだけをPCに送信する。
要点:VDIは画面転送だけを行いコンテンツをPCに届けない
VDIでは、Webブラウザの実行そのものをDMZ上の仮想デスクトップで行い、PCへ渡すのは描画された画面の画像と操作情報だけにする。実際のコンテンツやプログラムは内部のPCに到達しないため、未知のマルウェアであっても検知に頼らずPCへの感染を防げる。この考え方をWeb分離(インターネット分離)と呼ぶ。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問44(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。