SaaS・PaaS・IaaSとは?
SaaS・PaaS・IaaSとは、SaaSはソフトウェアの機能そのものをネットワーク経由で提供する形態。PaaSはアプリケーションの開発・実行基盤(OS・ミドルウェア等)を提供する形態。IaaSはサーバー・ストレージ・ネットワークなどのインフラを提供する形態。提供範囲はIaaS<PaaS<SaaSの順に広がる。
応用情報技術者試験の過去問では5回出題されています(2016年度〜2025年度)。
さーす・ぱーす・いーあーす
SaaS・PaaS・IaaSの意味
SaaSはソフトウェアの機能そのものをネットワーク経由で提供する形態。PaaSはアプリケーションの開発・実行基盤(OS・ミドルウェア等)を提供する形態。IaaSはサーバー・ストレージ・ネットワークなどのインフラを提供する形態。提供範囲はIaaS<PaaS<SaaSの順に広がる。
SaaS・PaaS・IaaSの具体例
会計ソフトを月額料金でブラウザから利用するのはSaaS、自社アプリの開発・実行環境をクラウド上に構築するのはPaaS、仮想サーバーを必要な台数だけ借りるのはIaaS。
SaaS・PaaS・IaaSは試験でどう引っ掛けられる?
3階層のうち「何を利用者が管理し、何を事業者が管理するか」の境界線が頻出。IaaSはOS以上を利用者が構築・管理する。
SaaS・PaaS・IaaSと関連する用語
SaaS・PaaS・IaaSが出た過去問
A社は、自社がオンプレミスで運用している業務システムを、クラウドサービスへ段階的に移行する。段階的移行では、初めにネットワークとサーバをIaaSに移行し、次に全…
正解:IaaSへの移行によって不要:②、③、PaaSへの移行によって不要:④
要点:クラウドの責任分界に沿って、事業者側に移る作業が消える
IaaSではハードウェアと仮想サーバの基盤を事業者が運用するため、物理サーバの起動停止操作や保守ランプの目視監視は不要になる。さらにPaaSへ移すとミドルウェアの管理も事業者側の責任範囲となるため、パッチ適用が不要になる。業務システム自体のジョブ監視は利用者の責任として残る。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問57(IPA)SaaS(Software as a Service)による新規サービスを提供するに当たって、顧客への課金方式を検討している。課金方式①〜④のうち、想定利用状況…
正解:210
要点:各課金方式の月間売上を年換算し、費用を引いて最大の利益を選ぶ
各課金方式の月間売上を計算すると、①4,000×250=100万円、②700×1,500=105万円、③300×3,300=99万円、④1,600×650=104万円となる。最も高いのは②で、年間では105×12=1,260万円。ここから年間運用費用1,050万円を引くと年間利益は210万円となり、ウが正解。
出典:令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問55(IPA)A社は,自社がオンプレミスで運用している業務システムを,クラウドサービスへ段階的に移行する。段階的移行では,初めにネットワークとサーバをIaaSに移行し,次に全…
正解:IaaSへの移行によって不要となる作業:②,③/PaaSへの移行によって不要となる作業:④
要点:IaaSでハードウェア運用、PaaSでOS・ミドルウェア運用が事業者側に移る
IaaSでは物理的なハードウェアと仮想化基盤を事業者が持つため、物理サーバの起動・停止操作や、機器の保守ランプを目視で確認する作業は利用者側で不要になる。次にPaaSへ移行するとOSやミドルウェアの管理も事業者側になるので、ミドルウェアへのパッチ適用が不要になる。一方、業務アプリのバッチジョブ監視はどちらの移行でも利用者の責任として残る。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問56(IPA)クラウドのサービスモデルをNISTの定義に従ってIaaS,PaaS,SaaSに分類したとき,パブリッククラウドサービスの利用企業が行うシステム管理作業において,…
正解:仮想サーバのゲストOSに係るセキュリティの設定
要点:IaaSはゲストOSから上が利用者の管理責任範囲になる
IaaSでは利用者に仮想サーバが提供され、その上のゲストOSは利用者の管理責任範囲となるため、OSのセキュリティ設定を自分で行える。PaaSやSaaSではOS層は事業者が管理し、利用者は手を出せない。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問42(IPA)JIS X 9401:2016(情報技術-クラウドコンピューティング-概要及び用語)の定義によるクラウドサービス区分において,パブリッククラウドのクラウドサービ…
正解:IaaS=実施可,PaaS=実施不可,SaaS=実施不可
要点:ゲストOSの管理責任はIaaSではカスタマ、PaaS以上は事業者。
IaaSでは仮想サーバが提供され、その上のゲストOSはカスタマ側の責任範囲になるため、セキュリティパッチの管理と適用はカスタマのシステム管理者が実施できる。PaaSはOSやミドルウェアまで、SaaSはアプリケーションまでを事業者が管理するので、カスタマがゲストOSにパッチを当てることはできない。責任分界点がサービス区分ごとに上がっていく点が鍵である。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問38(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。