PKI(公開鍵基盤)とは?
PKI(公開鍵基盤)とは、公開鍵暗号方式とデジタル証明書を組み合わせて、公開鍵の持ち主が本物であることを保証する社会的な仕組み全体。認証局(CA)が電子証明書を発行し、それを検証することで公開鍵の正当性を確認できる。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ぴーけーあい
PKI(公開鍵基盤)の意味
公開鍵暗号方式とデジタル証明書を組み合わせて、公開鍵の持ち主が本物であることを保証する社会的な仕組み全体。認証局(CA)が電子証明書を発行し、それを検証することで公開鍵の正当性を確認できる。
PKI(公開鍵基盤)の具体例
WebサイトのSSL/TLS証明書は、PKIの仕組みに基づいて認証局が発行しており、ブラウザは証明書を検証することでそのサイトが確かに本物の運営者のものであることを確認する。
PKI(公開鍵基盤)は試験でどう引っ掛けられる?
デジタル証明書に含まれるのは所有者の公開鍵であって、秘密鍵は決して含まれない。また認証局が自らの秘密鍵で署名し、検証側は認証局の公開鍵で確認する——鍵の使い分けの向きを逆にしない。証明書が保証するのは「その公開鍵が名義人のものである」ことだけで、そのサイトの運営者が善良であることや内容の正しさは保証しない。失効した証明書はCRL(失効リスト)やOCSPで確認する必要があり、有効期限内でも無効になりうる。
PKI(公開鍵基盤)と関連する用語
PKI(公開鍵基盤)が出た過去問
データベースで管理されるデータの暗号化に用いることができ、かつ、暗号化と復号とで同じ鍵を使用する暗号化方式はどれか。
正解:AES
要点:AESは同じ鍵で暗号化と復号を行う共通鍵暗号
暗号化と復号に同じ鍵を使うのは共通鍵暗号方式で、その代表がAESです。処理が高速なため、データベースに格納する大量のデータの暗号化に適しています。RSAは公開鍵暗号方式で鍵が異なり、SHA-256はハッシュ関数で復号できず、PKIは公開鍵を運用するための基盤で暗号アルゴリズムではありません。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問39(IPA)PKIを構成するOCSPを利用する目的はどれか。
正解:デジタル証明書が失効しているかどうかの状態を問い合わせる。
要点:OCSPは証明書の失効状態をオンラインで個別照会する仕組み
OCSP(Online Certificate Status Protocol)は、デジタル証明書が失効していないかをオンラインで問い合わせるプロトコルである。CRL(証明書失効リスト)を丸ごと取得して調べる方式に比べ、対象の証明書だけをレスポンダーに照会するので、通信量が小さく最新の状態を得やすい。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問38(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。