運用テストとは?
運用テストとは、開発側のテスト完了後に、実際の利用者が本番同様の環境・データ・業務手順で行う最終確認のテスト。受入れテストとも呼ばれ、システムが業務要件を満たし、実運用に耐えるかを利用者の視点で判断する。ここでの合格が検収・本番移行の前提となる。
応用情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2018年度〜2025年度)。
うんようてすと
運用テストの意味
開発側のテスト完了後に、実際の利用者が本番同様の環境・データ・業務手順で行う最終確認のテスト。受入れテストとも呼ばれ、システムが業務要件を満たし、実運用に耐えるかを利用者の視点で判断する。ここでの合格が検収・本番移行の前提となる。
運用テストの具体例
経理部門の担当者が、実際の月次締めの手順書どおりに操作して帳票を出力し、従来の手作業の結果と一致するかを突き合わせる。バックアップ・リストア手順や、締め日の混雑時間帯の使い勝手も併せて確かめる。
運用テストは試験でどう引っ掛けられる?
「利用者が主体」という点が最大の識別ポイント。開発者が行う性能テストや障害テストと同じ内容を実施しても、主体と目的(業務が回るかの判断)が違えば運用テストである。
運用テストと関連する用語
運用テストが出た過去問
システム開発委託先(受託者)から委託元(委託者)に納品される成果物に対するユーザ受入テストの適切性を確かめるためのシステム監査の要点はどれか。
正解:受託者から納品された成果物に対して、委託者が要件定義に基づきユーザ受入テストを実施していること
要点:ユーザ受入テストは委託者自身が要件定義に基づき実施する
ユーザ受入テストは、納品された成果物が自分たちの要件を満たしているかを委託者自身が確かめる工程である。したがって監査の要点は、委託者が自ら定義した要件定義に基づいてテストを実施しているかどうかになる。受託者や監査人がこれを代行しては、受入れの意味が失われる。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問57(IPA)システム管理基準(令和5年)における,ユーザ受入テストに関する監査のチェックポイントとして,適切なものはどれか。
正解:構築された情報システムに,業務要件が適切に反映されていることを確認するために,利用者の立場からテストされていること
要点:ユーザ受入テストは業務要件の充足を利用者の立場で確認する
ユーザ受入テストは、出来上がった情報システムが業務要件を満たしているかを、開発側ではなく利用者の立場から確認するテストである。したがって監査のチェックポイントも、業務要件が適切に反映されているかを利用者の視点で検証しているか、という点になる。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)ベンダX社に対して,表に示すように要件定義フェーズから運用テストフェーズまでを委託したい。X社との契約に当たって,“情報システム・モデル取引・契約書<第一版>”…
正解:a, d
要点:ユーザ主体の要件定義と運用テストは準委任型が適切とされる。
モデル取引・契約書では、成果物を完成させる責任が問える工程は請負型、ユーザ側の主体的な関与が不可欠で成果の完成を約束しにくい工程は準委任型とされる。要件定義はユーザが主体となって要求を固める工程、運用テストはユーザが自ら受入れの観点で確認する工程なので、いずれも準委任型が適切とされる。内部設計やシステム結合はベンダが成果物に責任をもつため請負型となる。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問66(IPA)ベンダーX社に対して,表に示すように要件定義フェーズから運用テストフェーズまでを委託したい。X社との契約に当たって,"情報システム・モデル取引・契約書<第二版>…
正解:a, d
要点:ユーザー主体の要件定義と運用テストは準委任型が適切
モデル取引・契約書では、成果物の完成に対して責任を負わせにくく、ユーザー側の主体的な関与が不可欠な工程を準委任型としている。要件定義はユーザーが何を作るかを決める工程、運用テストはユーザーが自らの業務で使えるかを確認する工程なので、いずれも準委任型が適切とされる。内部設計からシステム結合までは仕様が固まり成果物を定義できるため請負型が適する。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問66(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。