冷房負荷とは?れいぼうふか
冷房負荷とは、データセンタや機械室の室温を保つために空調が除去しなければならない熱量。IT機器・照明・人体が室内で出す室内負荷、壁や天井から伝わる伝熱負荷、窓からの日射負荷、換気で持ち込む外気負荷の合計で決まり、どの成分が支配的かによって有効な対策がまったく変わる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
サーバの高密度化でラックあたりの発熱が桁違いに増え、空調機を足すだけでは電力費が跳ね上がる時代になった。除去すべき熱を成分ごとに分けて見積もれば、断熱・遮熱・気流分離といった空調機以外の手当てで負荷そのものを減らせる。応用情報でファシリティが問われるのは、電力とコストの制約下で設備投資を選ぶ判断が求められるためである。
具体例
The Green Gridが定めたPUE(電力使用効率)を下げるため、国内のデータセンタではホットアイル・コールドアイルで気流を分離し、外気冷房を併用する設計が一般化している。窓に庇やブラインドを足すのは日射負荷、断熱材の増強は伝熱負荷への手当てにあたる。
試験での引っ掛け
どの対策がどの負荷に効くかを入れ替えて問う形が定番。断熱材の追加は伝熱負荷、庇やブラインドは日射負荷、換気量の適正化は外気負荷、高効率なIT機器への更新は室内負荷に対応する。空調機の能力向上は負荷そのものを減らす対策ではなく、除去側を増やす対策である点も分かれ目になる。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問57(IPA)
空調計画における冷房負荷には、“外気負荷”、“室内負荷”、“伝熱負荷”、“日射負荷”などがある。冷房負荷の軽減策のうち、“伝熱負荷”の軽減策として、最も適切なも…
正解:屋根や壁面の断熱をおろそかにしない。
要点:伝熱負荷は屋根・壁の断熱で軽減する
伝熱負荷は、屋根や外壁、窓などを通して外気の熱が室内へ伝わることによる冷房負荷である。したがって断熱材の施工など建物の外皮の断熱性能を高める対策が、伝熱負荷の軽減に直結する。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。