プロジェクトと定常業務・プログラム・ポートフォリオとは?
プロジェクトと定常業務・プログラム・ポートフォリオとは、プロジェクトは独自の成果物やサービスを生み出すための、始まりと終わりが明確な有期的な活動で、日常的に繰り返される定常業務とは区別される。複数の関連するプロジェクトを調整して管理する単位をプログラム、複数のプロジェクトやプログラムを組織全体の戦略目標達成の観点でまとめて管理する単位をポートフォリオという。
応用情報技術者試験の過去問では108回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ぷろじぇくととていじょうぎょうむ・ぷろぐらむ・ぽーとふぉりお
プロジェクトと定常業務・プログラム・ポートフォリオの意味
プロジェクトは独自の成果物やサービスを生み出すための、始まりと終わりが明確な有期的な活動で、日常的に繰り返される定常業務とは区別される。複数の関連するプロジェクトを調整して管理する単位をプログラム、複数のプロジェクトやプログラムを組織全体の戦略目標達成の観点でまとめて管理する単位をポートフォリオという。
プロジェクトと定常業務・プログラム・ポートフォリオの具体例
「新会計システムを半年で構築する」のはプロジェクト、完成後の日常的なシステム運用は定常業務にあたる。複数のシステム刷新プロジェクトを事業戦略の観点でまとめて管理する場合はポートフォリオマネジメントの対象になる。
プロジェクトと定常業務・プログラム・ポートフォリオは試験でどう引っ掛けられる?
規模の大小はプロジェクトの定義に関係ない。分岐点は有期性(始まりと終わりがある)と独自性で、繰り返し続く活動は規模が大きくても定常業務。またプログラムとポートフォリオの階層を逆にしやすく、包含関係はポートフォリオ⊃プログラム⊃プロジェクト。プログラムは相互に関連するプロジェクトの束、ポートフォリオは関連しないものも戦略目標の観点でまとめる単位。
プロジェクトと定常業務・プログラム・ポートフォリオと関連する用語
プロジェクトと定常業務・プログラム・ポートフォリオが出た過去問
過去のプロジェクトの開発実績から構築した作業配分モデルがある。システム要件定義からシステム内部設計までをモデルどおりに進めて228日で完了し、プログラム開発を開…
正解:150
要点:期間比から全体日数を割り出し、残工程の比率を足す
期間比の合計は1.00で、システム要件定義からシステム内部設計までは0.25+0.21+0.11=0.57にあたります。これが228日なので全体は228÷0.57=400日です。プログラム開発は0.11で44日、うち半数のプログラムが完了しているので残りは22日、以降のシステム結合が0.11で44日、システムテストが0.21で84日となります。合計すると22+44+84=150日です。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問53(IPA)ソフトウェア開発プロジェクトで行う構成管理の対象項目はどれか。
正解:プログラムのバージョン
要点:構成管理は成果物の版を識別し変更を統制する
構成管理は、成果物やその構成要素を識別し、変更を統制して版を管理する活動である。プログラムのバージョンは構成管理の対象そのものであり、どの版が正式なものかを常に把握できるようにする。進捗や体制は進捗管理・組織管理の対象で、構成管理項目ではない。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問51(IPA)開発プロジェクトにおいて、開発検討フェーズ、プログラムテストフェーズ、移行判定フェーズを対象とし、それぞれのフェーズ終了時に監査を実施する場合、移行判定フェーズ…
正解:システムの品質が本番稼働にとって問題がないことの判断資料が作成されていることを確認するために、品質報告書を閲覧する。
要点:移行判定では稼働可否の判断資料となる品質報告書を確認する
移行判定フェーズは、開発したシステムを本番稼働へ移行してよいかを判断する段階である。したがって監査手続としては、稼働に耐える品質が確保されていると判断できる資料、すなわち品質報告書が作成されているかを確かめることが適切である。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)あるシステムの開発工数を見積もると120人月であった。このシステムの開発を12か月で終えるように表に示す計画を立てる。プログラム作成工程には,何名の要員を確保し…
正解:18
要点:要員数=その工程の工数÷その工程の期間で求める。
全体工数120人月のうちプログラム作成は45%なので、この工程の工数は54人月である。期間は全体12か月の25%なので3か月となる。工程内で要員が増減しないことから、必要な要員数は54人月÷3か月=18名となる。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問53(IPA)PMBOKガイド第6版によれば、プロジェクト・マネジャー、プログラム・マネジャー、ポートフォリオ・マネジャー、プロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)は、そ…
正解:プロジェクトに関連するガバナンス・プロセスを標準化し、資源、方法論、ツール及び技法の共有を促進する。
要点:PMOは標準化と資源共有でプロジェクト運営を横断的に支える組織
PMOは組織内のプロジェクトマネジメントを支援する組織で、ガバナンスプロセスの標準化、方法論・ツール・技法・人材といった資源の共有促進、教育やメンタリングなどを担います。個々のプロジェクトの目標達成を直接担うのではなく、横断的な仕組みづくりを行う点が他の役割との違いです。
出典:令和1年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問51(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。