セキュアブートとTPMとは?
セキュアブートとTPMとは、起動時に読み込むファームウェアやOSローダの署名を順に検証し、改ざんされたコードの実行を止める仕組みがセキュアブート。TPMは鍵と起動時の測定値を保持する耐タンパのチップで、正しい構成のときだけ鍵を取り出せるようにできる。
応用情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2018年度〜2023年度)。
せきゅあぶーととてぃーぴーえむ
セキュアブートとTPMの意味
起動時に読み込むファームウェアやOSローダの署名を順に検証し、改ざんされたコードの実行を止める仕組みがセキュアブート。TPMは鍵と起動時の測定値を保持する耐タンパのチップで、正しい構成のときだけ鍵を取り出せるようにできる。
セキュアブートとTPMの具体例
業務PCのディスク暗号化では、鍵をTPMに封印し、セキュアブートを通過した正規のOS構成でのみ復号鍵が解放されるようにする。ディスクだけ抜き出して別マシンに接続しても、TPMが無いため復号できず、盗難時の情報漏えいを防げる。
セキュアブートとTPMは試験でどう引っ掛けられる?
TPMは暗号処理を高速化する装置ではなく、鍵の保護と構成の測定が主目的で、OSやアプリの脆弱性を塞ぐものでもない。またセキュアブートはOS起動前の保護であり、検証するのは署名の正当性にとどまる。正規の署名を持つ脆弱なローダを悪用する攻撃や、起動後に侵入するマルウェア・ルートキットまで防げるわけではない。
セキュアブートとTPMと関連する用語
セキュアブートとTPMが出た過去問
TPM(Trusted Platform Module)に該当するものはどれか。
正解:PCなどの機器に搭載され、鍵生成やハッシュ演算及び暗号処理を行うセキュリティチップ
要点:TPMは鍵生成や暗号処理を行う耐タンパなチップ
TPMは、PCのマザーボードなどに実装される耐タンパ性をもつセキュリティチップである。鍵ペアの生成と安全な保管、ハッシュ演算、暗号化・復号などをチップ内部で行い、鍵をソフトウェアから直接読み出せないようにする。ディスク暗号化の鍵管理や起動時の完全性検証などに使われる。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問45(IPA)TPM(Trusted Platform Module)に該当するものはどれか。
正解:PCなどの機器に搭載され、鍵生成、ハッシュ演算及び暗号処理を行うセキュリティチップ
要点:TPMは鍵生成と暗号処理を担う耐タンパのチップ
TPMは、PCのマザーボードなどに実装される耐タンパ性をもつセキュリティチップである。鍵の生成・保管、ハッシュ演算、暗号処理をチップ内で行い、鍵をソフトウェアから直接読み出せないようにすることで、ディスク暗号化や機器の完全性検証の基盤となる。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問44(IPA)セキュアブートの説明はどれか。
正解:PCの起動時にOSのプログラムやドライバのデジタル署名を検証し、デジタル署名が有効なものだけを実行することによって、OS起動完了前のマルウェアの実行を防ぐ技術
要点:セキュアブートは署名検証で起動前のマルウェア実行を防ぐ
セキュアブートは、PCの起動過程でOSのローダーやカーネル、ドライバに付与されたデジタル署名を検証し、正当な署名をもつものだけを実行する仕組みである。改ざんされたプログラムや署名のないプログラムは実行されないため、OSが立ち上がる前にマルウェアが動き出すことを防げる。UEFIファームウェアの機能として実装される。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問42(IPA)TPM(Trusted Platform Module)に該当するものはどれか。
正解:PCなどの機器に搭載され、鍵生成、ハッシュ演算及び暗号処理を行うセキュリティチップ
要点:TPMは鍵を安全に扱う耐タンパ性のセキュリティチップ
TPMは、PCのマザーボードなどに実装される耐タンパ性をもつセキュリティチップである。鍵の生成と安全な保管、ハッシュ演算、暗号処理といった機能をハードウェア内で完結して行うため、鍵がソフトウェアから読み出されにくい。ディスク暗号化の鍵保管や起動時の構成検証に利用される。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問41(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。