データ管理者(DA)とデータベース管理者(DBA)とは?でーたかんりしゃ・でーたべーすかんりしゃ
DAは全社の視点でデータそのものを資源として管理する役割で、データ項目の意味の統一、コード体系の標準化、全社データモデルの整備、データ品質の方針づくりを担う。DBAは個別のデータベース製品の上で、物理設計・性能改善・バックアップと復旧・アクセス権設定といった運用を担う。ST試験では、データ活用を全社で進めるときに、この二つの役割をどこの組織に置くかという体制設計として問われる。
最終更新:2026-10-06
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部門ごとにシステムを作ってきた結果、同じ「顧客」「取引先」「品目」が別々のコードと桁数で管理され、全社で集計しようとした瞬間に合わなくなる——多くの企業のデータ活用がここで止まる。原因は製品の性能ではなくデータの意味を誰も全社で決めていないことにあり、運用の担当者を増やしても解けない。そこで、意味と標準を決める役割を、システム運用とは別の層として立てる必要が出てくる。経営会議では「データ分析基盤への投資の前に、顧客コードを全社で一本化する役割と権限を置きたい。基盤だけ作っても、集計できないデータが集まるだけになる」と、順序を主張するために使える。
具体例
データ活用を進める企業では、最高データ責任者(CDO)のもとに全社のデータ標準を決める部署を置き、事業部門から出てきた新しいデータ項目の定義を承認する仕組みを作る例が増えている。基幹システム刷新では、パッケージ導入の前段で品目コードと取引先コードの統合方針を決めておかないと、移行データの名寄せが最大の遅延要因になり、稼働延期の直接原因になる。
試験での引っ掛け
DAは論理・全社・標準化、DBAは物理・個別システム・運用という対比で、担当を入れ替えた選択肢が定番になる。「顧客コードの採番規則を全社標準として定める」のはDA、「索引を追加して検索性能を改善する」のはDBAになる。またDAを情報システム部門の一担当として置くと、事業部門に対する決定権がなく標準が守られないため、体制としてどこに権限を置くかまで含めて答えないと画竜点睛を欠く。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。