XML署名とは?えっくすえむえるしょめい
XML署名とは、XML文書に対するデジタル署名の標準。署名の対象をURI参照で指定するため、文書全体だけでなく特定の要素だけに署名できる。形式は、対象が署名の外にあるデタッチ署名、署名を対象文書へ埋め込むエンベロープド署名、署名の中に対象を入れるエンベローピング署名の3種類。
最終更新:2026-10-06
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紙の文書は末尾に押印すれば全体を保証できるが、機械が生成するXMLは一部だけが後から差し替わることがある。どの範囲を保証したのかを署名自身が指し示せる形にしなければ、改ざんの有無を機械的に判定できない。組織をまたいで文書を渡す認証連携や電子申請の土台は、この仕組みに支えられている。
具体例
SAMLのアサーションに付ける署名がこの形式で、利用者を認証した事実をIDプロバイダが保証し、受け取ったサービス側が検証する。運用では、署名に使う証明書の期限が切れると認証連携そのものが止まるため、証明書と同じ台帳で期限を管理しておく。
試験での引っ掛け
「デタッチ署名は必ず別ファイルを指す」わけではなく、同一文書内の別要素をURI参照する形もデタッチ署名にあたる。また署名の検証が通っても、保証されるのは参照された範囲だけで文書全体ではない、という点を取り違えやすい。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問23(IPA)
XML署名の特徴はどれか。
正解:XML文書全体に対する署名だけではなく、文書の一部に対しても署名を付与することができ、部分署名や多重署名などの複雑な要件に対応できる。
要点:XML署名は部分署名・多重署名に対応できる
XML署名は、XML文書の構造を活かして署名対象を柔軟に指定できるデジタル署名の規格である。文書全体だけでなく特定の要素だけに署名したり、同じ文書へ複数人が署名を重ねたりできるため、業務文書のワークフローのような複雑な要件に対応できる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。