ターンアラウンドタイムとは?たーんあらうんどたいむ
ターンアラウンドタイムとは、利用者が処理を依頼し始めてから、結果をすべて受け取り終えるまでの時間。入力にかかる時間、順番待ち、処理、出力までを全部含むため、利用者が「終わるまでにかかった」と感じる時間そのものになる。バッチ処理の性能目標として使われることが多い。
最終更新:2026-10-06
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内部の測定値だけを見ていると、処理時間は目標内なのに苦情が来るという食い違いが起きる。待ち時間や印刷にかかる時間が測定の外側にあるためで、利用者の体感に合わせるには依頼から受取までを一続きで測る指標が要る。SLAでどちらの指標を約束するかによって、達成の判定も改善の打ち手も変わってくる。
具体例
帳票印刷を依頼し、データ送信に10秒、順番待ちに30秒、処理に20秒、印刷に60秒かかれば、ターンアラウンドタイムは120秒。処理を速くしても最大20秒しか縮まないため、改善はまず待ちの30秒と印刷の60秒から検討する。
試験での引っ掛け
レスポンスタイム(応答時間)は入力が終わってから応答が返り始めるまでで、入力にかかる時間と出力の完了までを含まない。同じ処理なら必ずレスポンスタイム<ターンアラウンドタイムになる。どちらの定義で約束したかを書かないと、未達の判定で争いになる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問20(IPA)
シングルジョブで動作するコンピュータシステムがある。平均ターンアラウンドタイムAとスループットTの関係として、適切なものはどれか。
正解:A×T≒1
要点:シングルジョブではスループットは平均TATの逆数
シングルジョブでは一度に1件しか処理しないため、1件当たりの所要時間(平均ターンアラウンドタイムA)の逆数が単位時間当たりの処理件数(スループットT)になる。すなわちT≒1/Aであり、変形するとA×T≒1が成り立つ。
出典:令和5年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問24(IPA)
図のネットワーク構成のシステムにおいて、同じメッセージ長のデータをホストコンピュータとの間で送受信した場合のターンアラウンドタイムは、端末Aでは100ミリ秒、端…
正解:40
要点:共通のホスト処理時間は差を取れば消える。回線速度比で伝送時間を比較
ターンアラウンドタイムは上り伝送時間+ホスト処理時間+下り伝送時間で、上下のメッセージ長が同じなので片道伝送時間の2倍にホスト処理時間を足した値になる。端末Bの回線速度は端末Aの10分の1なので伝送時間は10倍であり、820-100=720=2×(10t-t)=18t が成り立つ。したがって t=40ミリ秒となる。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの2 コンピュータシステム > 2. システムの評価指標 > (1) システムの性能特性と評価に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。