CASBとは?
CASBとは、利用者とクラウドサービスの間に位置し、クラウドの利用状況を可視化して、アクセス制御・データ保護・脅威防御・コンプライアンス確認を一元的に適用する仕組み。情報システム部門が把握していない利用(シャドーIT)の発見に有効。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では4回出題されています(2021年度〜2025年度)。
きゃすびー
CASBの意味
利用者とクラウドサービスの間に位置し、クラウドの利用状況を可視化して、アクセス制御・データ保護・脅威防御・コンプライアンス確認を一元的に適用する仕組み。情報システム部門が把握していない利用(シャドーIT)の発見に有効。
CASBの具体例
無償のオンラインストレージへ設計図が置かれていないかをCASBで可視化したところ、部署単位で12種の未承認サービス利用が判明した。うち3つは業務上必要と認めて正式採用し、残りは遮断。採用した3つも社外共有リンクの作成だけは禁止した。
CASBは試験でどう引っ掛けられる?
CSPMと取り違えやすい。CASBは利用者からクラウドへの利用そのもの(誰がどのサービスに何をアップロードしたか)を可視化・制御する。CSPMはクラウド側の設定(構成)が基準どおりかを点検する。したがってシャドーITの発見はCASB、バケットの公開設定ミスの発見はCSPMで、担当が分かれる。
CASBと関連する用語
CASBが出た過去問
セキュリティ対策として,CASB(Cloud Access Security Broker)を利用した際の効果はどれか。
正解:クラウドサービス利用組織の管理者が,組織の利用者が利用している全てのクラウドサービスの利用状況の可視化を行うことによって,許可を得ずにクラウドサービスを利用している者を特定できる。
要点:CASBは利用側がクラウド利用を可視化・制御する仕組み
CASBは、利用者とクラウドサービスの間に位置して通信を可視化・制御する仕組みで、可視化、コンプライアンス、データセキュリティ、脅威防御の四つの機能が柱とされる。導入するのはクラウドを利用する側の組織であり、従業員がどのクラウドサービスをどう使っているかを把握できるため、情報システム部門が把握していないシャドーITの発見に有効である。クラウド事業者側の運用対策とは立場が異なる点に注意する。
出典:令和3年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問11(IPA)セキュリティ対策として,CASB(Cloud Access Security Broker)を利用した際の効果はどれか。
正解:クラウドサービス利用組織の管理者が,従業員が利用しているクラウドサービスに対して,CASBを利用して利用状況の可視化を行うことによって,許可を得ずにクラウドサービスを利用している者を特定できる。
要点:CASBは利用状況の可視化でシャドーITを見つけ統制する
CASBは、利用者とクラウドサービスの間に位置し、通信を仲介または可視化することで、どの部署の誰がどのサービスをどう使っているかを把握し、統一した方針を適用する仕組みである。情報システム部門が把握していない、いわゆるシャドーITの発見と統制はその代表的な効果であり、可視化・コンプライアンス・データ保護・脅威防御の四つの柱で説明される。
出典:令和4年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問10(IPA)セキュリティ対策として、CASBを利用した際の効果はどれか。
正解:クラウドサービスカスタマの管理者が、従業員が利用しているクラウドサービスに対して、CASBを利用して利用状況の可視化を行うことによって、許可を得ずにクラウドサービスを利用している者を特定できる。
要点:CASBはクラウド利用を可視化しシャドーITを把握できる
CASBは、利用者とクラウドサービスの間に位置し、通信を仲介または監視してクラウド利用を統制する仕組みである。どの部署の誰がどのサービスを使っているかを可視化できるため、情報システム部門が把握していない、いわゆるシャドーITの発見に有効である。可視化のほか、データ保護、脅威防御、コンプライアンス確認といった機能も提供される。
出典:令和6年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問11(IPA)CSPM(Cloud Security Posture Management)の機能はどれか。
正解:クラウドサービスの設定を継続的に監視し,不適切な設定を検知する。
要点:CSPMはクラウドの設定ミスを継続的に検出する
CSPMは、クラウド上の設定を継続的に点検し、公開範囲の誤りや過剰な権限、暗号化やログ取得の無効化といった危険な状態を検出する仕組みである。クラウドの事故は攻撃よりも設定ミスに起因することが多いため、望ましい設定基準と実際の構成を突き合わせて逸脱を知らせる役割を担う。稼働中のワークロードを守るCWPPや、利用状況を統制するCASBとは目的が異なる。
出典:令和7年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問15(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。