BASE特性とは?ベース とくせい
BASE特性とは、可用性と分断耐性を優先する分散データストアの設計方針で、Basically Available(基本的に応答する)、Soft state(状態は揺らぐ)、Eventually consistent(いずれ整合する)の頭文字をとる。CAP定理で一貫性を諦めた側の性質を言い表したもので、更新直後の読み取りが古い値を返すことを許す代わりに、ノード障害や分断の最中でも受付を止めない。
最終更新:2026-10-06
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1台のRDBMSで全件を扱えていた頃は、2相コミットで全ノードの整合を確かめてから応答すれば足りた。ところが拠点とノードが増えると、1台の遅延が全体の応答を止め、ネットワークが分断された瞬間に受付そのものができなくなる。可用性を落とさずに規模を伸ばすには、整合の到達時点を「即時」から「いずれ」へずらすしかなく、その割り切りに名前を付けたのがBASEである。支援士では、可用性という管理策の実現手段として、また整合の遅れがログ突合や不正検知の穴になる文脈で扱われる。
具体例
Amazon DynamoDBは既定で結果整合性のある読み取りを返し、追加の消費容量と引き換えに強い整合性のある読み取りも選べる。Apache Cassandraは書き込み・読み取りごとに何ノードの応答を待つかを指定でき、待つ数を増やすほどACID寄り、減らすほどBASE寄りに倒せる。
試験での引っ掛け
BASEは「整合しなくてよい」ではなく「整合が遅れて到達する」。ACIDの単なる対義語として暗記すると、CAP定理で可用性を選んだ結果の性質だという由来が抜ける。Soft stateも書き込みが失われる意味ではなく、伝播の途中で読み手ごとに見える値が食い違う状態を指す。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 5. データベース応用 > (2) 分散データベースに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。