ビームフォーミングとは?びーむふぉーみんぐ
ビームフォーミングとは、複数のアンテナから出す電波の位相と振幅をそろえ、狙った方向で波が強め合うように指向性を作る技術。受信側の信号品質が上がるため、同じ距離でもより高い変調方式を保てるようになり、到達距離と実効速度が改善する。
最終更新:2026-10-06
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無線は電波を全方向へ広げるため、遠い端末ほど届く電力が下がり、速度を落とさなければ通信が成り立たなかった。アンテナを物理的に向ければ強くできるが、動き回る端末には追随できない。送る波形の位相をアンテナごとにずらして合成の仕方を変えれば、機械を動かさずに向きを電気的に変えられる。電波の飛ぶ範囲を絞れることは、施設の外での傍受のしやすさにも関わる。
具体例
Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)以降のアクセスポイントは、端末からの応答をもとに各アンテナの重みを計算し、端末のいる方向へ電波を集中させる。オフィスの隅の端末でも高い MCS を保てるので無線区間の再送が減る。設置設計では出力と指向を調整し、来訪者エリアの外へ余計に届かせない配慮もあわせて行う。
試験での引っ掛け
空間ストリームを増やして速度を上げる MIMO の空間多重と役割が違う。ここで上がるのは受信品質であって、同時に送れる流れの本数ではない。物理的にアンテナを向ける指向性アンテナとも違い、向きは位相と振幅の計算で作る。指向を絞っても電波は反射して広がるので、暗号化の代わりにはならない。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 5. ネットワーク応用 > (6) モバイルシステムに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。