デザイン思考・リビングラボとは?でざいんしこう・りびんぐらぼ
デザイン思考・リビングラボとは、デザイン思考(Design Thinking)は、利用者の観察と共感から本当の課題を定義し直し、試作と検証を繰り返して製品・サービスを生み出す発想法。リビングラボは実際の生活や業務の場に開発者・利用者・研究者が集まり、共創しながら検証する取り組みや場を指す。支援士では、利用者が守れない対策は形骸化するため、認証方式や手順の設計にも利用者観察を持ち込む文脈で出る。
最終更新:2026-10-06
情報処理安全確保支援士を最短で暗記・合格する →背景
要件を仕様書だけで固めると「正しいが使われない」ものになりやすい。とくにセキュリティ対策は利用者にとって手間の追加なので、現場を見ずに決めると付箋に書いたパスワードや私用クラウドへの逃避を生み、対策が抜け道を作る側に回る。利用者の行動を観察して課題を定義し直し、小さく試して直す考え方が、対策の定着率を上げる手段として位置づけられる。
具体例
デザイン思考はデザイン会社IDEOとスタンフォード大学d.schoolが共感・定義・発想・試作・テストの5段階として体系化した。社内システムへの多要素認証導入なら、営業担当が外出先でどう使うかを観察し、認証アプリの試作版を数名に使ってもらってから全社展開する。リビングラボの実例には鎌倉市と東京大学が住民参加で進める鎌倉リビングラボがある。
試験での引っ掛け
デザイン思考は製品の外観・意匠を良くする手法ではなく、利用者の観察と共感から解くべき課題そのものを定義し直す発想法。リビングラボは社内の実験室で行うユーザビリティテストではなく、実際の生活の場に利用者を巻き込んで共創・検証する点が分かれ目。「セキュリティ要件は非機能要件だから利用者観察は不要」とする記述も誤りで、運用に乗らない対策は要件を満たしていない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。