コリジョンドメイン/ブロードキャストドメインとは?
コリジョンドメイン/ブロードキャストドメインとは、コリジョンドメインは衝突が波及する範囲、ブロードキャストドメインはブロードキャストフレームが届く範囲。L2スイッチはポートごとにコリジョンドメインを分割するが、ブロードキャストドメインは分割しない。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では4回出題されています(2017年度〜2025年度)。
これじょんどめいん/ぶろーどきゃすとどめいん
コリジョンドメイン/ブロードキャストドメインの意味
コリジョンドメインは衝突が波及する範囲、ブロードキャストドメインはブロードキャストフレームが届く範囲。L2スイッチはポートごとにコリジョンドメインを分割するが、ブロードキャストドメインは分割しない。
コリジョンドメイン/ブロードキャストドメインの具体例
L2スイッチのポート数だけコリジョンドメインができるが、ブロードキャストドメインを分けるにはVLANまたはルータが要る。
コリジョンドメイン/ブロードキャストドメインは試験でどう引っ掛けられる?
「スイッチを増やせばブロードキャストが減る」は誤り。ブロードキャストの抑制にはVLAN分割が必要。
コリジョンドメイン/ブロードキャストドメインと関連する用語
コリジョンドメイン/ブロードキャストドメインが出た過去問
ルータで接続された二つのセグメント間でのコリジョンの伝搬とブロードキャストフレームの中継について,適切な組合せはどれか。
正解:伝搬しない/中継しない
要点:ルータはコリジョンもブロードキャストも通さない
コリジョン(衝突)はCSMA/CDにおける同一コリジョンドメイン内の現象で、ルータはもちろんスイッチでもポートごとにドメインが分かれるため他セグメントへは伝搬しない。またルータはブロードキャストドメインを分割する装置であり、宛先がブロードキャストのフレームは原則として他セグメントへ中継しない。
出典:平成29年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問18(IPA)VLAN機能をもった1台のレイヤ3スイッチに複数のPCを接続している。スイッチのポートをグループ化して複数のセグメントに分けると,スイッチのポートをセグメントに…
正解:スイッチが,PCからのブロードキャストパケットの到達範囲を制限するので,アドレス情報の不要な流出のリスクを低減できる。
要点:VLANはブロードキャスト範囲を分離し情報流出を抑える
VLANはスイッチのポートを論理的なグループに分け、グループごとに別々のブロードキャストドメインを構成する機能である。ブロードキャストの到達範囲がセグメント内に限られるため、ARP要求などから読み取れるアドレス情報が他セグメントへ漏れず、盗聴による情報収集や不要な通信の広がりを抑えられる。
出典:令和1年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問12(IPA)イーサネットにおいて、ルータで接続された二つのセグメント間でのコリジョンの伝搬と、宛先MACアドレスの全てのビットが1であるブロードキャストフレームの中継につい…
正解:コリジョンの伝搬:伝搬しない、ブロードキャストフレームの中継:中継しない
要点:ルータはコリジョンもブロードキャストも越えさせない
コリジョンは同一のコリジョンドメイン内で起こる現象で、リピータハブは伝えるがブリッジやスイッチ、ルータはフレームを蓄積して転送するため伝搬しない。またルータはブロードキャストドメインの境界となり、宛先MACが全ビット1のブロードキャストフレームを他のセグメントへは中継しない。したがってどちらも「伝搬・中継しない」となる。
出典:令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問19(IPA)イーサネットにおいて、ルータで接続された二つのセグメント間でのコリジョンの伝搬と、宛先MACアドレスの全てのビットが1であるブロードキャストフレームの中継につい…
正解:コリジョンの伝搬:伝搬しない、ブロードキャストフレームの中継:中継しない
要点:ルータはコリジョンもブロードキャストも他セグメントへ通さない
ルータはレイヤ3機器なので、接続する二つのセグメントは別々のコリジョンドメインかつ別々のブロードキャストドメインになります。したがってコリジョンは伝搬せず、宛先MACアドレスが全ビット1のブロードキャストフレームも他方のセグメントへは中継されません。なお、リピータハブはコリジョンも伝搬させ、L2スイッチはコリジョンは分離するがブロードキャストは中継する、という違いを併せて押さえます。
出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問18(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。