有効性(利用時の品質)とは?ゆうこうせい
有効性(利用時の品質)とは、決められた利用者・目的・環境のもとで、利用者が目標をどれだけ正確かつ完全に達成できたかを表す特性。JIS X 25010では製品そのものの品質ではなく、利用時の品質の側に置かれる。速さや操作数ではなく結果だけを見るため、受入基準へ載せるには誰がどの状況で何を達成するのかを先に固定する必要がある。
最終更新:2026-10-06
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応答時間やエラー率のような製品側の指標をすべて満たしても、利用者が目的を達せないシステムは作れてしまう。そこで品質を、製品そのものの性質と、実際に使った結果の二つに分け、後者を利用状況込みで測る枠組みが置かれた。サービスレベルと品質の基本方針を決める場面では、非機能要件をどちらの指標に落とすかで、後の受入テストのやり方まで変わる。
具体例
保険の見積画面で目標を「見積書の発行完了」と定義し、実利用者に操作させて完了率を測る。応答時間の要件を満たしていても入力途中の離脱が3割あれば有効性は低い。受入基準を「目標達成率90%以上」と置くと、対策として選ばれるのは性能改善ではなく入力項目の削減になる。
試験での引っ掛け
効率性と取り違えやすい。有効性は達成できたかどうか、効率性は達成に費やした資源(時間・操作数)を見る。製品品質モデルの使用性は製品側の性質であり、利用時の品質は利用状況を固定した結果側の測定である点も違う。利用状況を書かずに「有効性90%」とだけ置いた受入基準は、後から測り直せない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。