有効性(利用時の品質)とは?
有効性(利用時の品質)とは、利用者が目標を正確かつ完全に達成できる度合いを表す、利用時の品質の一特性。処理が速いかではなく「やりたいことを最後までやり切れたか」を見る。製品そのものの性質ではなく、特定の利用者・目的・環境における結果として測る点が要点。
システムアーキテクト試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ゆうこうせい
有効性(利用時の品質)の意味
利用者が目標を正確かつ完全に達成できる度合いを表す、利用時の品質の一特性。処理が速いかではなく「やりたいことを最後までやり切れたか」を見る。製品そのものの性質ではなく、特定の利用者・目的・環境における結果として測る点が要点。
有効性(利用時の品質)の具体例
保険の見積画面で、目標を「見積書の発行完了」と定義し、完了率を測る。速度は十分でも入力途中の離脱が3割あるなら有効性が低い。目標達成率90%以上、という形で受入基準に落とし込み、受入テストで実利用者に操作させて確認する。
有効性(利用時の品質)は試験でどう引っ掛けられる?
効率性と取り違えやすい。有効性は「達成できたか」、効率性は「達成に費やした資源(時間・操作数)」。また、製品品質モデルの使用性(ユーザビリティ)は製品側の性質であり、利用時の品質は利用状況を固定した結果側の測定である点が違う。
有効性(利用時の品質)と関連する用語
有効性(利用時の品質)が出た過去問
JIS X 25010:2013におけるシステムの利用時の品質特性の一つである、効率性の説明はどれか。
正解:利用者が特定の目標を達成するための正確さ及び完全さに関連して、使用した資源の度合い
要点:効率性は成果に対して費やした資源の度合いを表す
JIS X 25010の利用時の品質モデルにおける効率性は、利用者が目標を達成する際の正確さや完全さに対して、どれだけの資源(時間、労力、コストなど)を費やしたかを表す特性である。同じ成果をより少ない資源で得られるほど効率性が高い。成果そのものの正確さや完全さは有効性が表す。
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問8(IPA)プログラムPをテストケースの集合であるテストセットTでテストし,テスト結果が全て想定結果と一致することを確認した。そのテストセットTに不具合を検出できる十分な能…
正解:ミューテーションテスト
要点:変更版の検出率でテストの質を測るのがミューテーションテスト
ミューテーションテストは、プログラムに人為的な小さな変更(ミュータント)を加えた版を多数作り、既存のテストセットでそれらの異常を検出できるかを調べる手法である。検出できたミュータントの割合が高いほどテストセットの欠陥検出能力が高いと評価でき、テストの質そのものを測る点が特徴である。
出典:令和7年度 春期 システムアーキテクト試験 am2 問7(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。