システム化構想・システム化計画とは?
システム化構想・システム化計画とは、要件定義より前の企画段階の活動。経営戦略と業務課題から対象業務とシステム化の方針を描くのがシステム化構想、それを受けて対象範囲・概算費用と効果・体制・スケジュール・リスクを具体化し投資判断に掛けるのがシステム化計画。
システムアーキテクト試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2021年度)。
しすてむかこうそうしすてむかけいかく
システム化構想・システム化計画の意味
要件定義より前の企画段階の活動。経営戦略と業務課題から対象業務とシステム化の方針を描くのがシステム化構想、それを受けて対象範囲・概算費用と効果・体制・スケジュール・リスクを具体化し投資判断に掛けるのがシステム化計画。
システム化構想・システム化計画の具体例
老朽化した基幹システムの更改で、まず現行業務の課題と5年後の事業計画から「受注から出荷までの一気通貫化」という構想を立てる。次に計画段階でパッケージ導入と自社開発を比較し、総保有コストと効果の試算を添えて経営会議に諮る。
システム化構想・システム化計画は試験でどう引っ掛けられる?
要件定義の一部と思われがちだが、投資判断の材料を作る前段の別プロセス。ここで対象範囲と効果目標が曖昧なまま要件定義に入ると、後工程で要求が膨らんでも判断の拠り所がなくなる。
システム化構想・システム化計画と関連する用語
システム化構想・システム化計画が出た過去問
"情報システム・モデル取引・契約書"によれば、ユーザ(取得者)とベンダ(供給者)間で請負型の契約が適切であるとされるフェーズはどれか。図は、システム化計画、要件…
正解:システム内部設計フェーズからシステム結合フェーズまで
要点:仕様が固まる内部設計から結合までが請負型に適する
モデル取引・契約書では、成果物の仕様が固まっていて完成責任を負わせられるフェーズには請負型が、要件がまだ流動的で利用者の主体的な関与が必要なフェーズには準委任型が適するとされている。仕様が確定した後の内部設計から製造を経てシステム結合までが請負型に適した範囲で、要件定義や導入・受入支援は準委任型が適する。
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問16(IPA)システム化構想の段階で、ビジネスモデルを整理したり、分析したりするときに有効なフレームワークの一つであるビジネスモデルキャンバスの説明として、適切なものはどれか…
正解:企業がどのように、価値を創造し、顧客に届け、収益を生み出しているかを、顧客セグメント、価値提案、チャネル、顧客との関係、収益の流れ、リソース、主要活動、パートナ、コスト構造の九つのブロックを用いて図示し、分析する。
要点:ビジネスモデルキャンバスは九つのブロックで事業を可視化する
ビジネスモデルキャンバスは、事業の仕組みを顧客セグメント、価値提案、チャネル、顧客との関係、収益の流れ、リソース、主要活動、パートナ、コスト構造の九つのブロックで1枚に可視化するフレームワークである。誰にどんな価値を、どう届けて、どう収益を得るかを俯瞰でき、構想段階の整理と議論に向く。
出典:令和3年度 春期 システムアーキテクト試験 am2 問13(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。