信頼性とは?しんらいせい
信頼性とは、情報セキュリティの拡張要素の一つで、システムや処理が意図したとおりの結果を一貫して出す性質。止まってはいないのに、バグや設定ミスによって誤った出力を返し続ける状態を防ぐ観点を指す。止まるか止まらないかを見る可用性とは、着目している面が別になる。
最終更新:2026-10-06
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機密性・完全性・可用性の三つだけでは、「動いてはいるが結果が間違っている」システムを評価できない。改ざんも停止も起きていないのに、設定ミスで集計が狂い続ければ業務は同じだけ傷つく。JIS Q 27000が真正性・責任追跡性・否認防止と並ぶ拡張要素として信頼性を置いたのはこのためである。PM試験では、非機能要件の定義や品質要求事項の整理で、可用性・信頼性をどう測り分けるかとして問われる。
具体例
在庫管理システムが、注文のたびに同じロジックで在庫数を正しく更新し続けている状態が信頼性の保たれた状態にあたる。受入基準としては「同一入力に対する計算結果の不一致ゼロ」「日次バッチの異常終了率0.1%未満」のように、稼働率で測る可用性とは別の項目として非機能要件に書き分ける。
試験での引っ掛け
可用性は「使えるか、止まっているか」、信頼性は「動いた結果が正しいか」で観点が違う。稼働率99.9%を満たしていても誤集計が続いていれば信頼性は欠けている。完全性がデータが改変されていないことを指すのに対し、信頼性は処理の振る舞いを指す点も分けて覚える。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和2年度 10月試験 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問12(IPA)解説で登場
品質の定量的評価の指標のうち、ソフトウェアの保守性の評価指標になるものはどれか。
正解:(修正時間の合計)÷(修正件数)
要点:1件当たりの平均修正時間は保守性の評価指標になる
保守性は、不具合や変更要求が生じたときにどれだけ容易に手を入れられるかを示す品質特性である。1件当たりの平均修正時間は、修正のしやすさを直接測る指標なので保守性の評価に適する。誤り密度は信頼性、移植時に書き換えが必要な行の割合は移植性、改良要求の頻度は利用者の満足度や機能適合性の側面を表す。
出典:令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問14(IPA)
JIS X 25010:2013(システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)ーシステム及びソフトウェア品質モデル)で規定された品質副特性の説…
正解:中断時又は故障時に,製品又はシステムが直接的に影響を受けたデータを回復し,システムを希望する状態に復元することができる度合い
要点:信頼性の副特性は成熟性・可用性・障害許容性・回復性
JIS X 25010の信頼性は、成熟性、可用性、障害許容性(耐故障性)、回復性の4つの副特性からなる。中断や故障の後に影響を受けたデータを取り戻し、システムを望ましい状態へ戻せる度合いは回復性であり、信頼性に属する。運用操作性は使用性、解析性は保守性、相互運用性は互換性の副特性である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。