監査証跡とは?かんさしょうせき
監査証跡とは、取引や処理が発生してから最終結果に至るまでの経路を、事後にたどれるようにした仕組みと記録。入力データ、処理履歴、更新ログ、出力結果が相互に紐づいて残ることで、誤りや不正がどこで生じたかを特定できる。監査人が証拠を集めるための前提になる。
最終更新:2026-10-06
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紙の伝票なら、綴じられた原本をさかのぼれば処理の道筋がそのまま残った。処理を計算機の中へ移すと、途中経過は表示されないまま結果だけが残り、何が起きたのかが外から見えなくなる。この見えなくなった部分を意図的に記録として残す設計にしたのが監査証跡である。作り込みが要るので、非機能要件として要件定義の段階で決めておかないと後から足せない。
具体例
受注番号をキーに、入力者・入力日時・承認者・出荷指示・請求データまでを一連でたどれる更新ログ。AWS CloudTrailやデータベースの監査ログ機能のように、誰がいつどの操作をしたかを改ざんされにくい形で残す仕組みも証跡にあたる。保存期間は監査側の要求に合わせて決める。
試験での引っ掛け
データベースを直接SQLで修正する運用は、結果だけが変わって証跡が残らないため、統制上きわめて重大な不備として指摘される。緊急対応でやむを得ない場合も、申請・立会い・実行ログの3点を残す。またログを取っていても定期的に見ていなければ、証跡としての価値は大きく下がる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。