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初期化ベクトルとは?しょきかべくとる

初期化ベクトルとは、同じ鍵で同じ平文を暗号化しても毎回違う暗号文になるように、暗号化処理の初期状態を変える値。CBCモードでは予測できない値であることが求められ、CTRやGCMでは同じ鍵のもとで二度と再利用しないことが絶対条件になる。暗号文と一緒に平文で送ってよい値だが、使い方を誤ると暗号が丸ごと崩れる。

最終更新:2026-10-06

試験情報

ネットワークスペシャリスト試験の頻出用語/午前II

別名:IV、Initialization Vector、ノンス

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背景

鍵だけで暗号化すると、同じ平文からは常に同じ暗号文が出る。通信では定型のヘッダや繰り返しの短い応答が大量に流れるので、同じ暗号文の並びを数えるだけで中身の見当がついてしまう。暗号化のたびに違う初期値を混ぜれば、同じ平文でも毎回違う暗号文になり、この手掛かりが消える。IVは秘密を足す仕組みではなく、繰り返しを壊すための仕組みである。

具体例

IPsecのESPやTLSのレコードは、IVやノンスをパケットごとに変えて送り、受信側は受け取った値をそのまま復号に使う。GCMで同じ鍵とノンスの組を二度使うと、認証タグを作る鍵が復元されて改ざんを検知できなくなる。IVの長さが短い方式では、通信量が増えると再利用が現実的な確率で起きる点にも注意が要る。

試験での引っ掛け

IVは秘密にする必要がなく、暗号文と一緒に平文で送ってよい。求められるのは秘密性ではなく、一意性と、CBCでは予測不能性である。またモードごとに要件が違い、CBCで予測できるIVを使うことと、CTRやGCMでノンスを再利用することでは、壊れ方も深刻さも異なる点が問われる。

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • IVは秘密にする必要がなく、暗号文と一緒に平文で送ってよい。