クロック周波数とは?
クロック周波数とは、CPU内部の動作タイミングを刻むクロック信号が1秒間に繰り返される回数で、単位はHz。その逆数がクロック周期で、1GHzなら1周期は1ナノ秒になる。命令の実行時間は「命令数 × CPI(1命令あたりの平均クロック数)× クロック周期」で決まるため、クロック周波数を上げると同じ命令列を短時間で実行できるが、CPIやコア数、メモリ・入出力の待ち時間が変わらなければ体感性能は周波数の比ほどには伸びない。異なる命令セットのプロセッサ同士を周波数だけで比較できないのはこのためである。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では1回出題されています。
くろっくしゅうはすう
クロック周波数はどういう意味?
CPU内部の動作タイミングを刻むクロック信号が1秒間に繰り返される回数で、単位はHz。その逆数がクロック周期で、1GHzなら1周期は1ナノ秒になる。命令の実行時間は「命令数 × CPI(1命令あたりの平均クロック数)× クロック周期」で決まるため、クロック周波数を上げると同じ命令列を短時間で実行できるが、CPIやコア数、メモリ・入出力の待ち時間が変わらなければ体感性能は周波数の比ほどには伸びない。異なる命令セットのプロセッサ同士を周波数だけで比較できないのはこのためである。
クロック周波数の具体例は?
ネットワーク機器のサイジングでも、パケット処理性能はCPUのクロック周波数だけでは決まらない。シスコやジュニパーの上位ルータが専用のフォワーディング用ハードウェアを積み、汎用CPUのクロックに頼らず転送性能を確保しているのは、1パケットあたりの処理をハードウェアで並列化した方が効くためである。同様に、Apple の M シリーズプロセッサは動作周波数を極端に上げずにコア数と1クロックあたりの命令実行数(IPC)で性能を出す設計になっている。
クロック周波数は試験でどう引っ掛けられる?
「クロック周波数が2倍なら処理時間が半分」と即断させる問題が定番だが、成り立つのは命令数とCPIが同じときだけ。CPIと混同しやすい点も狙われる(CPIは小さいほど速い、クロック周波数は大きいほど速い、と向きが逆)。MIPS=クロック周波数÷CPI(単位は百万命令/秒)の換算で10^6の扱いを落とす誤りも多い。
クロック周波数と関連する用語は?
クロック周波数が出た過去問は?
出典:令和3年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前II 問22(IPA)
表のCPIと構成比率で、3種類の演算命令が合計1,000,000命令実行されるプログラムを、クロック周波数が1GHzのプロセッサで実行するのに必要な時間は何ミリ…
正解:2.8
要点:実行時間は平均CPI×命令数÷クロック周波数で求める
まず構成比率で重み付けした平均CPIを求める。3×0.2+5×0.2+2×0.6=0.6+1.0+1.2=2.8サイクル/命令となる。1,000,000命令では2,800,000サイクル必要で、1GHz(1サイクル1ナノ秒)のプロセッサではこれに1ナノ秒を掛けて2.8ミリ秒となる。
最終更新:2026-08-29/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。