クロス証明とは?くろすしょうめい
クロス証明は、別々に運用されている認証局どうしが互いの公開鍵に署名し合い、それぞれの利用者が相手側の証明書を検証できるようにする仕組みである。端末の信頼一覧を書き換えずに信頼をつなげられる点が価値で、代わりに相手の運用品質を自分側の信頼として引き受けることになる。
最終更新:2026-10-07
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PKI(公開鍵基盤)の信頼は根から下向きの木であり、別の木に属する相手の証明書は本来検証できない。全端末に相手のルート証明書を配れば解決するが、組織をまたぐと配布も撤回も現実的でない。木と木を横に繋ぐ枝を1本足す発想がクロス証明である。
具体例
日本の政府認証基盤(GPKI)と地方公共団体の基盤(LGPKI)は相互に認証しており、国と自治体をまたぐ電子申請でも相手の署名を検証できる。信頼を渡す範囲は、名前空間や階層の深さを制限する証明書の拡張領域で絞るのが原則である。
試験での引っ掛け
階層構造で上位が下位に署名するのは上下関係だが、クロス証明は対等な相互署名で向きが双方向である点が違う。また技術的に署名し合えば済む話ではなく、相手の運用規程の水準がそのまま自分側の信頼水準になる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。