オブジェクト指向の三大特徴(継承・カプセル化・多相性)とは?
オブジェクト指向の三大特徴(継承・カプセル化・多相性)とは、オブジェクト指向設計の代表的な3つの性質。継承は既存クラスの性質を引き継いで新しいクラスを作る仕組み、カプセル化はデータと処理をひとまとめにし内部の詳細を外部から隠す仕組み、多相性(ポリモーフィズム)は同じ呼び出し方で対象ごとに異なる動作をさせられる仕組み。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では2回出題されています(2017年度〜2024年度)。
おぶじぇくとしこうのさんだいとくちょう
オブジェクト指向の三大特徴(継承・カプセル化・多相性)の意味
オブジェクト指向設計の代表的な3つの性質。継承は既存クラスの性質を引き継いで新しいクラスを作る仕組み、カプセル化はデータと処理をひとまとめにし内部の詳細を外部から隠す仕組み、多相性(ポリモーフィズム)は同じ呼び出し方で対象ごとに異なる動作をさせられる仕組み。
オブジェクト指向の三大特徴(継承・カプセル化・多相性)の具体例
「動物」クラスを継承した「犬」クラスと「猫」クラスがそれぞれ独自の「鳴く」処理を実装していても、呼び出す側は同じ「鳴く」というメソッド名で呼び出すだけでよいのが多相性の効果。
オブジェクト指向の三大特徴(継承・カプセル化・多相性)は試験でどう引っ掛けられる?
カプセル化を「データの暗号化」と誤解しやすいが、隠すのは内部の実装であって値ではない。多相性は同名メソッドを子クラスで再定義するオーバーライドで実現する。引数の型や個数を変えて同名メソッドを併存させるオーバーロードとは別物。
オブジェクト指向の三大特徴(継承・カプセル化・多相性)と関連する用語
オブジェクト指向の三大特徴(継承・カプセル化・多相性)が出た過去問
モジュール設計に関する記述のうち、モジュール強度(結束性)が最も強いものはどれか。
正解:ある木構造データを扱う機能をこのデータとともに一つにまとめ、木構造データをモジュールの外から見えないようにした。
要点:モジュール強度が最強なのは情報的強度=データと操作の隠蔽
モジュール強度は、モジュール内の要素がどれだけ密接に関係しているかを表し、強いほど良い設計とされる。あるデータ構造とそれを操作する機能を一つにまとめ、内部構造を外部から隠すのは情報的強度で、最も強い区分にあたる。カプセル化の考え方そのものである。
出典:平成29年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問16(IPA)オブジェクト指向におけるクラス間の関係のうち、適切なものはどれか。
正解:サブクラスではスーパークラスの操作を再定義することができる。
要点:サブクラスは継承した操作を再定義できる
サブクラスはスーパークラスの操作を継承するが、同じ名前と引数で処理内容を書き換えることができる。これをオーバライド(再定義)といい、共通の呼出しに対してクラスごとに異なる振る舞いをさせる多相性の基礎となる。
出典:令和6年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問16(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。