PDCAサイクル・OODAループとは?
PDCAサイクル・OODAループとは、PDCAは計画、実行、評価、改善を回して業務水準を継続的に高める枠組み。OODAは観察、状況判断、意思決定、行動を素早く繰り返し、前提が変わる環境で先手を取る枠組み。安定業務の改善と不確実な事業開発とで使い分ける判断が問われる。
ITパスポートの過去問では15回出題されています(2010年度〜2019年度)。
ぴーでぃーしーえーさいくる・うーだるーぷ
PDCAサイクル・OODAループの意味
PDCAは計画、実行、評価、改善を回して業務水準を継続的に高める枠組み。OODAは観察、状況判断、意思決定、行動を素早く繰り返し、前提が変わる環境で先手を取る枠組み。安定業務の改善と不確実な事業開発とで使い分ける判断が問われる。
PDCAサイクル・OODAループの具体例
基幹業務の品質改善は月次のPDCAで指標を追い、新サービスの立ち上げは週次のOODAで利用ログを見ながら仮説を差し替える。同じ組織でも領域ごとにサイクルの速さと評価指標を変えることが実務上の要点になる。
PDCAサイクル・OODAループは試験でどう引っ掛けられる?
OODAはPDCAの上位互換ではない。計画の精度を上げる仕組みが不要になるわけではなく、標準化された業務でOODAだけを回すと属人化する。逆に変化の速い領域でPDCAの計画に時間をかけると機を逸する。
PDCAサイクル・OODAループと関連する用語
PDCAサイクル・OODAループが出た過去問
サービスマネジメントのPDCAサイクルのうち、A(Act)で実施することはどれか。
正解:資源の活用に関する改善目標の設定やプロセスの改善などを行う。
要点:ActはCheckの結果を受けた是正・改善
PDCAのAct(改善)は、Check(点検)で明らかになった課題を受けて、是正措置や改善策を実行し、次の計画へつなげる段階である。改善目標を立て直したりプロセスそのものを見直したりする活動がここに含まれる。適用範囲や資源の明確化はPlan、監視・測定はCheck、日々の運営はDoに対応する。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問32(IPA)ISMSを運用している組織において、退職者が利用していたIDを月末にまとめて削除していたことについて、監査で指摘を受けた。これを是正して退職の都度削除するように…
正解:A
要点:監査指摘を受けた是正はPDCAのA(改善)にあたる
ISMSのPDCAでは、Pで方針と計画を定め、Dで運用し、Cで監査などにより点検し、Aで指摘に基づく是正・改善を行う。今回は監査での指摘を受けて運用手順を改めているので、改善にあたるAに該当する。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問57(IPA)メールシステムに関するサービスマネジメントのPDCAサイクルのうち、C(Check)に該当するものはどれか。
正解:メールシステムの障害回数や回復時間を測定して稼働率を算出し、目標値との比較を行った。
要点:Checkは実績を測定し目標値と比較する段階
PDCAのCheckは、実施した結果を測定し、計画時に定めた目標と照らして達成状況を確かめる段階である。障害の回数や回復時間を集計して稼働率を求め、目標値と比較する行為がこれに当たる。改善案の提案はAct、目標設定はPlan、構築作業はDoに対応する。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問36(IPA)ISMSを構築する組織において、企業の経営方針に基づいて情報セキュリティ基本方針を策定した。これは、ISMSのPDCAサイクルのどのプロセスで実施されるか。
正解:P
要点:情報セキュリティ基本方針の策定はPlanの段階
ISMSはPDCAサイクルで運用され、Pの段階で適用範囲の決定、基本方針の策定、リスクアセスメントと対応方針の決定などを行う。経営方針を踏まえた情報セキュリティ基本方針の策定は、この計画段階に位置付けられる。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問78(IPA)リスクマネジメントを推進するために,リスクマネジメントシステムの導入のための実行計画を最初に策定した。その後に行う活動を次のa~cに分けて行うとき,PDCAサイ…
正解:a→b→c
要点:PDCAは計画→実行→評価→改善の順に回す
PDCAは計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Act)の順に回す。実行計画の策定がPにあたるので、その後は計画に沿った対策の実施(D)、効果の測定と有効性の評価(C)、是正・改善措置(A)と進む。したがってa→b→cの順になる。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問49(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。