重み付け総合評価法とは?
重み付け総合評価法とは、複数の評価項目を持つ案を比べるとき、項目ごとに重要度(重み)を決め、各案の評価点に重みを掛けて合計した総合評価値で順位を付ける方法。性能・保守性・価格のように単位の違う項目を一つの数値にまとめられるため、機種選定・ベンダ選定・改善案の絞り込みに広く使われる。重みの決め方が結論を左右するので、評価に入る前に関係者で重みを合意しておくことが要点になる。
ITパスポートの過去問では16回出題されています(2009年度〜2025年度)。
おもみづけそうごうひょうかほう
重み付け総合評価法の意味
複数の評価項目を持つ案を比べるとき、項目ごとに重要度(重み)を決め、各案の評価点に重みを掛けて合計した総合評価値で順位を付ける方法。性能・保守性・価格のように単位の違う項目を一つの数値にまとめられるため、機種選定・ベンダ選定・改善案の絞り込みに広く使われる。重みの決め方が結論を左右するので、評価に入る前に関係者で重みを合意しておくことが要点になる。
重み付け総合評価法の具体例
3機種を「性能(重み2)・保守性(重み2)・価格(重み1)」で評価し、機種Aが7点・6点・5点なら2×7+2×6+1×5=31点、機種Dが5点・7点・4点なら2×5+2×7+1×4=28点となり、合計が最大の機種Aを選ぶ。
重み付け総合評価法は試験でどう引っ掛けられる?
重みを掛けずに素点を足すと順位が入れ替わる。素点の合計が最も高い案が必ず選ばれるとは限らない点が繰り返し問われる。重みが「4:2:1」のように比で示されたときは、合計を1に直さずそのまま掛けてよい。
重み付け総合評価法と関連する用語
重み付け総合評価法が出た過去問
あるシステムの設計工程における設計書作成の予定所要工数、及び現在の各設計書の進捗率は表のとおりである。予定どおりの所要工数で完了まで進むものとして、すべての設計…
正解:53
要点:全体進捗率は工数で重み付けした加重平均で求める
全体の進捗率は、工数で重み付けした加重平均で求める。完了済み相当の工数は、外部設計書500×1.0=500、内部設計書700×0.5=350、プログラム設計書900×0.3=270で合計1,120時間。全体の予定工数は500+700+900=2,100時間なので、1,120÷2,100=約53%となる。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問48(IPA)A社では前年度に実施したビジネス戦略の評価を進めている。表に示す条件の場合、総合評価の評点は何点か。〔総合評価の方法〕(1) 戦略項目ごとの評価方法・基準によっ…
正解:85
要点:総合評価の評点は各項目の評点に重みを掛けた合計で求める
各項目の評点を基準に当てはめ、重みを掛けて合計する。売上高増加率は実績2.4%で2%以上なので110点、重み0.5で55点。新製品開発件数は実績1件で100点、重み0.3で30点。顧客満足度は実績が目標と同じで向上していないため0点。合計は55+30=85点となる。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問18(IPA)【中問A:事務機の機種選定方法に関する記述を読んで答えよ】Fさんは、次の選定要件に従って、部内で使用する事務機の機種を選定するための検討資料を作成するよう上司か…
正解:価格3、性能3、サービス1
要点:重み付けは絶対値でなく相対的な大小関係で判断する
満たすべき条件は、価格と性能の重みが等しいこと、そして価格・性能のいずれもサービスより大きいことである。価格と性能が等しく、かつその値がサービスより大きい組合せを探すと、価格3・性能3・サービス1だけが当てはまる。重みの絶対値ではなく相対的な大小関係だけが問われている点がポイントである。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問85(IPA)【中問A続き・ストラテジ】Fさんは、作成した評価表案の評価値を上司に見直してもらい、最終的に次の表6の評価表を使って検討資料を作成した。このとき、選定要件に従っ…
正解:機種A
要点:総合評価値は重み×評価値の合計。最大の案を選ぶ
総合評価値は各評価項目の重みと評価値を掛けて合計する。機種Aは2×7+2×6+1×5=31、機種Bは2×7+2×3+1×7=27、機種Cは2×5+2×3+1×8=24、機種Dは2×5+2×7+1×4=28となる。最大となるのは機種Aである。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問88(IPA)【中問B:事務担当者の業務改善に関する記述、問89と同じ前提】〔ストラテジ〕Mさんは複数のアイデアを、評価軸ごとに5点満点で評価した。関係者間で検討を重ねた最終…
正解:案4(登録内容をまとめてベテラン担当者が目視チェックする)
要点:重み付け評価は各評価点に重みを掛けた合計で比較する
効果に4、費用に2、実行しやすさに1の重みを掛けて合計する。案1は1×4+5×2+5×1=19、案2は2×4+5×2+3×1=21、案3は5×4+1×2+1×1=23、案4は4×4+4×2+2×1=26となり、案4が最も高い。効果への重みが大きいため、効果と費用の両面で高得点の案4が有利になる。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問92(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。