母集団とは?ぼしゅうだん
母集団とは、調査や分析で、結論を出したい対象の全体。そこから実際に調べるために選び出した一部を標本(サンプル)という。全体を全部調べる全数調査ができないとき、標本を調べて母集団の性質(平均や不良品の割合など)を推し量る。ip では、母集団から標本を抜き取って調べる統計的サンプリングや抜取検査の説明として問われる。
最終更新:2026-10-10
ITパスポートを最短で暗記・合格する →背景
工場の製品を全部分解して検査すれば売る物がなくなり、国民全員に意見を聞くには莫大な費用がかかる。そこで一部を調べて全体を推し量るが、そのためには先に「何の全体について知りたいのか」をはっきりさせておく必要がある。この「全体」に名前を付けたのが母集団で、調査の結論がどこまで当てはまるかを示す範囲にもなる。
具体例
NHKの世論調査で内閣支持率を出すとき、母集団は全国の18歳以上の人で、実際に電話で答えた千数百人が標本になる。工場の抜取検査なら、その日に作った1ロット(同じ条件で作ったひとまとまり)の製品すべてが母集団で、抜き取って調べる数十個が標本になる。標本の中の不良品の数から、ロット全体を出荷してよいかを判断する。
試験での引っ掛け
母集団は「大きな集団」という意味ではなく、結論を出したい範囲そのもの。手に入りやすいデータ(自社サイトの会員だけなど)をそのまま全体とみなすと、標本の選び方が正しくても結論がずれる。過去問では、外部の優れた会社の実績と比べるベンチマーキングと、母集団から標本を抜き取って全体を推し量る統計的サンプリングの取り違えが狙われる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。